第23話 過去作を読まれる方法~回遊率がカギを握る~
ある作品がそこそこウケて、作者フォロワーが増えた。でも、ヒット作以外読まれない。こんな経験ありませんか? 新作が読まれないのなら、ヒットした作品とジャンルが違うからなどが原因として挙げられます。では、埋もれた過去作も読まれないのか。これに関しては対策がありあます。今回は過去作を読んでもらうために何をすべきかを扱います。
皆さん、突然ですが「回遊率」という言葉を聞いたことはありますか。端的に言えば、「一回のサイト訪問でユーザーがどれだけのページを閲覧したか」を示すものです。これは、企業のホームページなどで注目される数字です。ユーザー一人が多くのページを読めば読むほど、商品を買ってもらえる可能性が上がるからです。これはカクヨムにも当てはまります。
カクヨムで回遊率を意識する。読者の頭には「?」が浮かんでいると思います。実はこの回遊率を意識するだけで、過去作も読んでもらえるようになります。また、回遊率が上がると、作品のPV増加やフォロワー増加などの効果が見込めます。
成功例がないと信用性がないので、一つ具体例を。この創作論ですが、一部エピソードを「note」でも公開しています。抜粋したエピソードの下部に「他の内容についてはこちら」と書いたうえで、本作品のURLを貼りました。結果、その日を境に今までより本作のPVが増えました。これは「note」という別サイトからカクヨム側への導線を作り、回遊率を高めたからです。
では、カクヨムで回遊率を上げるにはどうすればいいか。ステップを踏んで説明ます。
■ヒット作で作者フォローを増やす
まず、第一関門。どうやって、ヒット作を書くか。これは下記エピソードを読んで活かしてください。簡単に書くと、「作品で読者の感情を揺り動かして、評価してもらう方法」「ランキング上位に食い込むためには戦略が必要であること」について触れています。
・カクヨム初心者は「3K」と「4C」を意識する
https://kakuyomu.jp/works/16818093086586780126/episodes/16818093087362906227
・ランキング上位に食い込む方法
https://kakuyomu.jp/works/16818093086586780126/episodes/16818093086687478314
■回遊率を上げる方法①
続編がある、スピンオフがある場合は、コレクションで一括りにするのがベストです。
また、ショートショートや短編が得意な方なら、それらを集めたコレクションを作りましょう。ヒット作を読んだ読者が他の作品を読もうとする場合、短くかつ完結している作品を読もうとするはずです。外れがあっても、時間的損失が少ないからです。それゆえに、「短編コレクション」を作ることをおすすめします。
私をこれを実践した結果、一年前のショートショートや創作論にもPVがつき、星で評価されたこともあります。
■回遊率を上げる方法②
創作論を書いて書いて書きまくる。創作論を書くと、作者フォロワーはもちろん、他のユーザーの関心も集めます。特に創作論は上位に行きやすいですから、いい意味で目立ちます。
タメになる創作論であることが前提ですが、その中で「この作品は○○してうまくいった」と書いた後に、作品のURLを貼ります。これでまず、該当作品への導線ができました。運が良ければ、ヒット作の読者が増えます。すると、どうなるか。①のように、「同じ作者なら作風も自分に合うはず」という方が過去作を読むきっかっけ作りになります。
また、この作戦は一石二鳥で、今まで作者フォロワーでなかった方がフォローしてくれる確率も増えることです。そうすれば、新作の読まれる確率が上がり、結果的に新作がヒットする可能性が高まります。
ここまで、カクヨム内で自作品での回遊率を高めて、過去作を読んでもらう方法でした。
まとめると下記の通りです。
・カクヨムは小説サイトだが、回遊率を意識する
・ヒット作があることが前提。ヒット作を書くには「読者の感情を揺り動かす」などが必要。詳細はURLを参照
・コレクション機能で読者が過去作へたどり着く導線を作る
・創作論を書いて、ヒット作への導線を作る。ヒット作を読んでもらえれば、他の作品にも興味を持ってもらうきっかっけになる
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