その心を教えて。

こうの なぎさ

その想いの答えはなんなの。

色鉛筆の選ぶ色は

なんなのか。


厚紙に書かれたその絵の

答えはなんなのか。


どれもわかっちゃいない

誰一人として。


この劣等感に包まれて

私は何色を選べばいいのか。


そんなの。


誰一人として教えてはくれないが。


せめて貴方だけは

私の空虚な心を彩って。


この思いに何色を塗ればいいのか。


貴方だけは知っていて。


誰一人として愛せない

欠落した私の心を


虹色に染めて。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

その心を教えて。 こうの なぎさ @n______47c

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画