第4話 あ、警察ですか?今ヘンタイが…
前回のあらすじ
天井からヘンタイが生えてきた!
我、障子目 今とてつもない窮地にいます
「ハッハッハ少女よ さぁ、怯えずに私の胸に飛び込んできたまえ」
全裸でじりじりと近付いてくる
「よ、寄るなー!来るな!近付くでないわ!!」
「! その見た目でその口調…良い」
「助兵衛がっ 此処は、女湯だぞ!」
「それがどうかしたのかね?」
くっ ここまでか 我は、こやつに今から…
「我を汚すつもりじゃろっ悪代官みたいに!」
悪代官みたいにっ!!!
精一杯に叫んで最後の抵抗をした
ドタドタ
「何事ですか!?」 キャー
良かった助かった………ぐすっ(泣)
「しまった 少女よまたいずれ会おうさらば!」
ヘンタイは、身体が崩れる様に消えて行った
「化け物…は!キミ大丈夫なにもされて無い?」
「だいじょぶ…」
「良かった、取り敢えずここは危ないからこっちへいらっしゃい身体も拭いて」
「うむ」
よかった優しい人きてくれた
「ところで、キミどこの子?部屋に案内するわよ」
ビクっ!
ま、まずい このままでは人では無いことと
タダ風呂してたことがバレる
どうすれば…
ええぃ、心の臓がやかましい
「あ、日帰りで入りに来た子かな?」
「ッ! そ、そうじゃそうじゃ日帰りの」
これは、好機 このままやり過ごす
「ごめんねぇアタシここで働き始めたばかりでまだ完全に覚えきれてなくて…」
そう言うとアハハと誤魔化すように笑う
「それでは、我は帰るでなではな」
質問される前に逃げねば
走り去ろうとした
その時、ガシっと後から腕を掴まれる
「ねえ、キミの名前聞いても良い?キミの年齢で日帰りってことはよく来てくれてるんでしょ
アタシ、キミと仲良くなりたいな!」
「あ、えっとそうじゃなまた今度な我急ぐから」
こやつ、力 つっよ腕にアザが出来るわ
「ホントっ!?ありがとう あ、急でるのにゴメンね そういえば、まだ名前聞いてなかったねアタシ雲母よろしく〜」
めんどうじゃ
「さむい」
「ゴメンね アタシ気がまわらなくて」
いつもの如く ピューと走り去る
「あー、行っちゃった………名前、聞けて無いなぁ」
「はぁ、思ってたよりゆっくりできんかった」
色々とありすぎた楽しかったこともあるが
最後の方で……はぁ
もう、つかれた ねる
アッ もう、やめ、、、 ウッ
「夜くらい休ませんかっ!!」
なんなんじゃ、男の声がした気がするぞ
「響き方からするにこの部屋の近くか…」
めんどうじゃが、様子見に行くか
ふむ、あの部屋か隙間が開いとるわ
「そーっと、そーとじゃ」(小声)
自分に言い聞かせるようにして覗き込む
そこには、ツヤッツヤになった男が生気を抜かれた様でちらりと見えその近くには受付に居たあの時の女の姿があった
その舌は、暗夜灯に照らされてぬらりと光りまるで人とは思えない程に伸び蠢いていた
ガタっ しまった
「誰っ!」
女は、驚きながらバッと振り向いた
そこには、まさに今のいままで覗いていましたという様子で倒れていた金髪の少女が居た
「「あ、」」
障子目ちゃん、気不味いこと さもありなん
って言ってる場合か!!
障子目ちゃんは今日も頑張りたい 夢見る人外鏡 @badbh
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