7話〜ライブチケットが送られてくる

今日はめちゃくちゃ視線をくらいながら、


休み時間には…うさくんが教室に来る


そんな1日、お昼ご飯の時も、


1人でご飯食べようとしたら、勝手にあたしの事見つけて、一緒に食べるし、


ひっつき虫か〜って叫びたくなるくらい、


どこでも嗅ぎつけてくる、


下校途中も後ろから呼ばれて…


だけど…今日はあのいじめられはしなかった、


「ねぇ…そうだ!、優留さぁライブやるんでしょ?」


「……」あたしはだんまりを決め込む、


「行くの」それには頷く、


もちろんチケット取ったから行くしかないよね?、


「行かないで欲しいなぁ、」


はぁ?何が行かないで欲しいなぁよ!


行くにきまってんだろ?!


「初ライブだよ?行かないわけがない!」


って答えてしまった「やっと聞いてくれた」


「はぁ?…」


「今日は…やりすぎた」って言われるけど、


「本当に嫌われてるあたし捕まえて抱きしめてイケメンだからって目立つのしかもなんであんなことができるの?イケメンは何やっても許されるって思ってる?なら間違いだから」


ってあたしは一息で言う、


「俺だって!」


って大声で、怒鳴る、


「もぅ二度としないで!、目立ちたくないの!」


目立つのは…目立ったら…いじめの対象になる、


「だから…あたしに…近づかないで、」


「無理だよ!…無理!…俺は…みっちんが好きだから、」


そんな好き…嘘に決まってる!


「あたしは…虐められずひっそり、学校生活を送りたい!」


涙が流れてくる…「うさくんのせいで…目立つのは嫌なの!」


あたしは走る…走って家へ入る前に


何気なく郵便受けを見ると、封筒が入っていた、しかも…


優留の事務所からあたし宛だった


あたしは家へ入って、自分の2階の部屋に入る


くまちゃんのハサミを机にあるクマのシールをペタペタ貼り付けたペン立てから取り出して、封を切る、中身を取り出すと


「えっ?!」って大声で叫んでしまう、


なんで?…そして、まだ中になにか入ってるようで、取り出した、


〔満恋、元気?、なんで電話でてくれないんだ?スールはやめろよ、曲…聞きに来てくれ

新曲…書いたから…だからこのチケットで来て欲しい…お願い…〕


ってそれだけ書いてあった、


あたしがいたらじゃ…邪魔になるから、


でも…行きたい…新曲聞きたいから、


「この…チケットで行く…」


あたしは…そう決めた…自分のチケットは


月夜にあげることにする、


月夜が帰ってくるなり、ドアをノックする


出てくる月夜「あたし…優留からチケット送られてきたから、あたしが当てたチケット…あげる」


「えっ?!まじ?」ってあたしが渡すと飛び跳ねて大喜びする


可愛すぎか!


「って事は…」頷く


「お姉ちゃんは関係者席で見るんだ!」


頷く、「いいなぁ」って言われて、


「でもあたし…嬉しい…一緒に行こうね?」


って言われて、頷いた、


優留のライブのチケットは…即完売になる


だから…発売されたら、すぐに取る、


ファンクラブがないから、そうしないと行けない!


楽しみ〜…


だけどあたしの言った通り…優留は


売れて本当に嬉しい…けど…遠くに、


行くの耐えられない、


ホントはあたしが一番くらってる、


遠くに行ってるってあたしが自覚してる


だけどしょうがないじゃん…消せないんだから、


あたしのハートから…優留は出て言ってくれないんだ!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

愛の音を奏でてよ! 咲熊 恋姫 @smallbear

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ