6話〜妖怪が見える!

職員室を案内して、着くと


「なぁこれ…妖怪?」


ってあたしの肩を指さす


「えっ?!」って思わず叫んでしまった


「俺…実は…妖怪が見える…みっちんみたいに、幽霊は見えないけど、」


「そうなんだ!…」あたしは…小さい頃から見えてたから…知ってるよね?


「うん?、そいつ…鬼熊おにくまだろ?まだ小さいけど」


頷く…そうこの子は、あの知る人ぞ知る妖怪で


鬼熊だけど…この子は家畜なんて拾ってこないし、乳製品大好きで、あたしがいちごミルク大好きでいつも飲んでると、ストローで勝手に飲んでくる


「そう…キュ丸あたしの学校で唯一の味方」


「もぅ…俺もいるじゃん」


「そうだけど…」


ニコッて笑う「優留はもぅ…もぅ遠い存在なんだ!」


って言ってくる…「ん?なんで優留がそこ出てくるの?」


首を横に振って「別に…」って言う


あたしが好きな事…気づいてるのかなぁ?


まぁ…そうだよね?…昔も…あたしはずっと今まで優留が大好きなんだから


「好きだよ…優留が、」


「なんで…」


「あたしは…優留しか好きになれない!」


あたしは…うさくんそう吐き捨てた、


「……俺がそれ…変えてやるよ!」


って行ってあたしをまっすぐ見て、


引き込まれそうな、ビー玉みたいな真ん丸な瞳であたしを見て、


目の前が真っ暗になる、


「きゃ〜」って黄色い声が上がる、


それしか見えない、目立つの嫌!


これ以上…虐められる原因を作りたくない、


だから暴れる、すると離してくれて、


「やめてよ!」って睨みつける


うさくんは左口端をあげる


「優留の事…忘れさせてやるよ」


って言った「忘れないから!…あたしは…忘れられないんだから!」


だから苦しい…いつ恋愛報道があるかヒヤヒヤしながら、あたしは…いるんだから


あたしは走り去っていく、教室に行くと…


みんなの視線はあたしに当然みたく集まる、


「迷惑なんだけど」ってつぶやく、


イケメンってさぁ…あんな自分勝手に自分のことが好きだと思って、自信過剰に抱きしめたり、忘れさせてやるって言うわけ?


自分が貴方のこと好きだと思ってる訳?


誰でも好きだと思ってる訳?


信じらんない!…ホント…変わったよ


うさくん、うさくんじゃなくて!


うざくんになってる!

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