あらすじ 第一章『チトセ・ホクラニと季節外れの雪景色』

 魔力の暴走を起こし、大雪に呑まれたヴォロンテの街をさまようチトセ。少女シュゼットの美しい歌で暴走を鎮められ、気を失う。


 幼い頃の夢を見るチトセ、祖父エイジと世界樹を見に行った優しい思い出。


 夢の中で女神セレスティアと出逢う。自分はこれからどうすれば良いのか尋ねるチトセに、セレスティアは「生きていけばいい」と諭す。シュゼットもそう願っているとも。


 真っ白な病室で目覚めたチトセ。シュゼットが様子を見に来る。挨拶と握手でどきどき。チトセはシュゼットが何者か気になりつつも、ここはどこなのか訊く。ここは結界都市メモリアだった。


 訳あって他で暮らせない子どもたちが暮らす結界の中の街と言われてパニックになるチトセ。

 自分は悪いことをしたから捨てられたのだと言いチトセは泣き出す。後悔してもしきれない。シュゼットに背中をさすられて落ち着く。

 少し前から病棟にいたラインハルトの協力もあって、ここが怖い場所ではないと知る。


 職員ベンジャミンに連れられた父ヒサシ、母ミスズと面会。

 暴走してしまったことを謝り、親子で泣く。シュゼットとベンジャミンも悲しみながら見守る。チトセはミスズのク手づくりクッキーを食べて落ち着く。シュゼットのお腹が鳴る音。除くラインハルトくん。


 シュゼットがセント・グラシエラ王国から来た歌巫女だと説明される。人類種至上主義のセント・グラシエラ王国では巫女も異端者とされ差別を受けていることも。

 ホクラニ夫妻はシュゼットの人間性を認めてチトセをよろしくと頼む。


 暴走して街を傷つけたことで自責にさいなまれるチトセに、シュゼットは「それでもあなたが生きていて良かった」と伝える。


 その言葉に立ち直り、眠る前にシュゼットとラインハルトにおやすみとまた明日を伝える。

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プロット『フェアリーフォックス・フェアリーテイル』 七草かなえ @nanakusakanae

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