第11話 小屋は〇〇でしたぁ

ギィッギィッギィッ

古びた床が軋む。それにところどころ床や壁に穴が空いてある。

ポタッポタタッ

雨漏りだ。


「ハイクリーン」


ロップが言った。

ぶわっ。と、部屋の雰囲気が変わる。

汚く、穴が空いてた床や壁はいい香りがする程、きれいになっていた。

散乱していた家具は元の場所にまで戻され、新品同様だ。

そしてぼくがなりより嬉しいのが血痕がなくなったことである。

この家になぜこのような血痕があるのかまでは知らないが、

オーガを倒したときの血と思いたい。


今夜はここで過ごせるのか〜


―と、幸せを掴めたのはつかの間。


「フェル様っ!」


深夜にぼくは叩き起こされた。


ふぁーに?なに?


大変です!魔王四天王匹敵レベルのオーガが!


「はぁ?!どういうことだ?」


「オレノキョテン、ウバウ、ナ」


どうゆう悪夢だぁ?、、、


「ファイアウィンド」


オーガに火風が降り注ぐ。


「ゥアアア!!」


耐え抜くよな―

ならば!

鉄の処女アイアンメイデン


「主人様。ターゲットはこの豚でよろしいでしょうか?」

銀髪で、ワンピ一枚しか来ていない女性がこちらに話しかける。

「そうだよ。メイデン。」


事は一瞬。

女性メイデン、、、、の後ろから鉄の処女様が降臨なさった。


オーガを挟み、、グシャアアアッッッ、、、、


中を開けば、


「ナ、、、、ン、、、デ、、」



四天王匹敵レベルのオーガは瀕死であった。

まぁ、きっと成り立てだったし、メイデンは神々の恩恵魔法の一つだ。

       『悪に染つた者を慈悲で裁くとする。』





―まぁ、これで、オーガの森の異変を解けたな。

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堕天使録 となりのみつちゃ @hatimitu112

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