第7話 平和
魔物倒しが終わり、暗く立ち込めた雲も徐々に魔物を倒しに行った勇者を雲の切れ間から見える光が差していた。
陽翔が明の近くで、「この魔物たちは、マヒュール王国から来た者だ。でも、明と皆のおかげで、このマヒュール王国は平和と突如を取り戻していった」と明たちの肩を抱いた。
そしてフェーン王国の城では、今まさに平和への願いと民衆の高まりが木霊していた。
城に立つと明たちは王から「この者たちが戦いを経て、この平和と秩序を守ってくれた」と民衆たちに伝えた。
王がライラとルシフェルと陽翔、そして明に金の王冠を授けた。
明たちは「この国を守ることが皆さんのおかげで出来ました。ありがとうございます」と城に立ち、民衆に暖かい声援を送られ笑顔が溢れていた。
王から「明には、この世界でフィアンセが必要ではないか?この国に残って平和や秩序を守って行ってくれないか?」と声を掛けられたのだが、明は「いいえ、王様。俺は、この国の平和と秩序を守ることが出来たのは皆のおかげです。そして、またライラや、ルシフェルや、陽翔さんとまた会う日が有るでしょう?その時まで現実世界で暮らそうと思います」と王の労いを断り、明は現実世界へと帰って行ったのだった。
君が描く世界 影山 みはつ @mihatsu1865
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます