第6話   戦闘訓練

翌朝、陽翔が「ルシフェル?ライラ?起きなさい」と起こしに行った。

ライラが「ん?もう朝なのね?」と返事を返すと、ルシフェルは「僕、もうちょっと寝て居たい」と毛布を掛け直した。

陽翔が「起きないなら、ご飯片づけちゃうぞ」とライラとルシフェルに声を掛けた。

ライラとルシフェルが渋々起きて来て、「わ、ご飯だ。頂きます」と座布団に座って、ライラは朝ご飯を食べ始めて居ると、ルシフェルが横から「ウインナー頂きます」と言って、ライラのウインナーを取って食べた。

ライラが「それ、ライラのだよ。ウインナー取らないで」と必死になってウインナーを取り返そうとする姿を見てフェアンが微笑ましく見ていた。

陽翔が「じゃ、ライラ、ルシフェル異世界に変える準備は出来たか?じゃ、母さん、僕達は異世界に帰るからな」と一言を残して馨は「うん、気を付けて帰ってね」と陽翔達に手を振っていた。

ライラが欠伸をしながら、陽翔の背中で眠りに就いていた。

ルシフェルも陽翔の背中にジッとして異世界へと一緒に帰って行った。

フェアンが「二人共、お疲れ様」と言ってベッドで寝かせた。

陽翔は「そろそろ、あの二人が僕達の後継者としてフェーン王国で戦っていくだろう?」とフェアンに話し掛けた。

フェアンが「そうね?戦闘訓練かしら?まだ小さいルシフェルとライラには難しいかもしれないわね」と陽翔の返事に答えた。

午後の曇り空の中、ライラとルシフェルに陽翔が「今度、お前たちが僕達の後継者としてフェーン王国で戦う事になる」と話を始めた。

ライラが「もしかして、私達が魔物を倒して、お父さんたちの後を引き継ぐって事?」と質問をした。

陽翔が「そうだ。もし、戦闘訓練がしたいなら王に頼んで盾と短剣を持ってくるが、どうする?」とライラとルシフェルに尋ねた。

ライラが「私、やります」と陽翔に返事をした。

ルシフェルも「僕も頑張ってお父さんみたいに強くなりたい」と陽翔に返事をしてルシフェルとライラの戦闘訓練が始まろうとして居た。

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君と歩む世界 影山 みはつ @mihatsu1865

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