第20話
「それより、その傘どうしたの」
イクヤに問われてさっき地面に落とした傘を見やり、思い出して拾う。それをイクヤに押し付けた。
「どうしたのじゃねーよ、アンタのだろうがすっ呆けやがって」
「…は?俺置いてないけど」
「え?」
すると急にイクヤがウチの手から傘を奪い取って驚いた。
「…。俺じゃない名前が書いてあるんだけど、これこそでちゃんの靴箱に入ってた?」
な、何か、恐い。
イクヤの目が恐い。
「う、ん?確かに入ってたはずだけど」
「へーー」
!?
「あ、やばい。俺ヤンデレ出そう。こそでちゃん見ない方がいいよ」
何か知らんがイクヤの表情に震えそうになっているウチの目を覆うイクヤ。
まず、"やんでれ"って何だ……?
→NEXT story
ヲタ草とヤンキーちゃん 鳴神ハルコ @nalgamihalco
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。ヲタ草とヤンキーちゃんの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます