モンスターハンター 猫(ニャンター)の暮らし〜
プロキシとハンターの兼業者
ニャンター業の始まり
この世界はモンスターがいる。
このモンスターを狩って生活するハンターがいる。
これはハンターに憧れた一匹の猫の話。
「ニャニャ〜!」
とモンスターから逃げる。
ひたすらひたすら。
「危なかったニャ〜」
と人語を話す猫がいる。
この猫の種類はアイルー。
食雑目、アイルー科の小型獣人種であり、
最も人間と関わりのあるモンスターである。
モンスターと言っても色々なモンスターが
生きており、温厚な性格なモンスターや、
凶暴なモンスターもいる。
さて、このアイルーの名前はトラまる。
茶トラの柄からの名前でココット村付近の集落出身だ。
今、ココット村でハンターになるための研修中だ。
アイルーにもハンターになれる制度がある。
「ニャンター」と名乗ることができ、
モンスターをハンターと同じように狩ることができる。でも、その代償に命を懸けることとなる。
それでも同意を受けた人物がハンター業に着くことができる。
研修は長い時間で、厳しく、ここで降りる人もいるそうだが、研修は無事終わり、
「ニャンター」を名乗ることができるようになった。
ちなみになぜ「ニャンター」になろうとしたかは、彼の集落にあった襲撃からである。
ある日、集落がモンスターに襲われた。
家が焼き焦げ、崩れ落ちている。
その近くにはハンターの姿があった。
トラまるや集落の仲間たちにとってハンターは珍しい存在ではなかった。
ココット村の近くにある集落ではあるが、
アイルーたちにとっては結構大きい集落だ。
だからハンターも稀に寄りにくる。
が、今回はハンターがいたから被害は最小限で済んだ。
そのハンターは「太刀」と言う武器を担ぎ、
モンスターと戦っている。
優雅に、そして鋭く攻撃する刃は今でも
鮮明に覚えている。
こんなハンターになれたら、
次の襲撃にはまた最小限の被害で済むかも、
と言う理由で志願し、
研修が終わった。
「さあ新しいニャンターライフの始まりニャ!!」
トラまるは、胸を弾ませる。
次の更新予定
モンスターハンター 猫(ニャンター)の暮らし〜 プロキシとハンターの兼業者 @ibuki0403
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