第3話 自由
(主人公side)
広間から出た俺は心理眼を使い城の中を探索していく。
「すんません。召喚された勇者なんすけど武器庫とかってどこすかね」
途中であった騎士さまに尋ねると快く案内してくれた。
「貴殿が勇者様か!武器庫と言うと武器の支給だな!王から聞いているぞ!話はそこまで進んでいたのか。この世界で生きるために必要ならば好きなものを持っていくといい。ただし1人1つだ。後でしっかり調べるからな!ではゆっくり選んでくるといい。」
そう言って武器庫へと入れてくれた。俺は早速、道化に合う武器を心理眼を使って探していく。
名称:ミスティックダガー
説明:使用者の職種により能力が変化するダガー。
名称:万変の仮面
説明:使用者の望むままに姿を変化させる仮面。絶対に壊れることは無い。
名称:大怪盗のローブ
説明:大昔に名を轟かせた大怪盗のローブ。隠蔽に大きな補正がかかる。絶対に壊れることは無い。
いくつかめぼしい物を見つけた俺は閃いた。
「これ大怪盗のローブ貰ってほかのを万能庫に入れて隠蔽すればちょろまかすことできんじゃね」
早速試して見ると万能庫に入れたアイテムは全て隠蔽状態となった。これはいい。いくつか金になりそうな物を入れ、隠蔽をかけて外へ出た。すると騎士様の確認が始まった。
「そんな古びたローブでいいのか?見たところそれだけのようだが...」
「あぁ、これでいい。俺の職種との相性がいいみたいだ。これから他の奴らも来るだろうからよろしく頼む。」
「もちろんだ!他の勇者様にもしっかりと案内するよ。広間に戻るなら案内しようか?」
「それは大丈夫だ。じゃ」
騎士のちょろさに内心驚きつつも俺は元北道を引き返す振りをして城の外へと向かった。案内なんてされたら困るからな。
そして俺は自由な外へと度だった。
クラス転移した俺は異世界でコウモリ男になる 黎乃エイト @Kurono8to
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