きっといつかは黒歴史

長崎月&丘津真由

はじめに

 小学生の頃は、本を読むのが大好きだった。

 昼休みの度に図書室に出掛けては、1人1冊しか借りられない(そうだったはず)本を慎重に選んで、ワクワクしながら貸し出しカウンターに向かった。朝読書の時間はもちろん、短い業間休みも、帰宅してからも、なんなら帰宅途中歩きながらだって本を読んでいた。良い子も悪い子も真似しないでね。

 6年間でたくさんの本に触れるうちに自分でも書いてみたくなって、同じく読書好きだった友人と作ったのがこのアカウントだ。「だった」と言うともう縁が切れているみたいな言い方だが、共同で管理している丘津真由おかつまゆとは今でも仲良しなので安心して欲しい。…何を?

 余談はさておき、最近、本を読みながらふとそんなことを思い出した。


 相変わらず本は好きだ。変わったのはよく読むジャンルと、頻度くらいのものか。

 以前は異世界転生ものだったり、現代ファンタジーだったり、とにかくフィクションに浸るのが好きだった。

 そういうのも完全に読まなくなった訳ではないし好きだけれど、最近はもっぱらエッセイを読む。Twitter(私は頑なにこう呼んでいる)で見た実録漫画の書籍化とか、好きな動画投稿者が執筆したものとか、SNS関連で見つけたものが多いのだが、どれもその人の頭の中を覗き見しているみたいで面白い。

 色々読んでいるとやっぱり自分でも書いてみたくなるもので、ちゃんと形になるか自信はないが久しぶりにカクヨムに舞い戻ってきた。ただいま。誰か、おかえりって言ってくれてもいいんですよ。

 

 ちなみに。何万年ぶりにカクヨムのマイページを開いた訳だが、1つだけ公開しているオリジナルファンタジー小説や下書き状態の小説達はまだ見ていない。

 理由がお分かりだろうか。それらは思い出であると同時に黒歴史でもあるからだ。幼い日の自分が書いた拙い本編はもちろん黒歴史だが、目次に「あとがき」の4文字を見つけてしまった。怖い。怖過ぎる。当時はインターネット掲示板に入り浸っていた時期だから、たぶんというか絶対に文章がイタい。私は今後一生、少なくともその章だけは開けないに違いない。

 

 そんな訳で、黒歴史がたくさん残るカクヨムに戻ってきて一発目に書くものであること、そしてこの文章もきっと数年後に見たら黒歴史なんだろうという思いを込めて、『きっといつかは黒歴史』と題した。もっといいタイトルが他になかったのかと自分でも思うが、悩んだ末にこれしか思いつかなかったので許して欲しい。

 今後書く内容はまだ決めていないが、もう昇華できている黒歴史についてはどこかのタイミングでまとめてみようと思う。


 それでは、よろしければ、のんびり更新されていくであろう私の黒歴史を、どうぞ皆様で見守ってください。

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