第17話

罪悪感を抱きながら

両手を握りベンチの前で祈った。


【お願い、死なないで。わたしはここよ。】


15時を過ぎても彼の姿はなかった。


けど過去は変えられる。と信じたかった。


人の歩く音が近くで止まった。


振り向くとその男性は

「誠弥です。花瑠さん、、ですよね?」

と尋ねてきた。


「そうです。あなたが、、。

 あの、手紙止めてしまってごめんなさい。


 ここに来てくれて、信じてくれて、、

 ありがとう。」


「やっと、逢えたね。」


ふたりは抱き合い、強く手を握り

Meteroへ向かって歩いて行った。

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Meteor @Starligh

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