だれか~!食べるの大好き異世界姫なら、パクパク結婚?
冒険者たちのぽかぽか酒場
第1話 いろいろ食う姫も、良いんだろうけれど…?あまり、食べすぎないようにしてください!なぜなら~、うおー!
(いみエモ話)
意味がわかると、エモイ話。
あなたは、この話の意味がわかりますか?
☆
異世界のとある国で、ドキドキさせられるようなおふれが出された。
「姫と結婚してくれる花むこを、募集します!かわいい娘ですよ!」
王様は、なぜか結婚したがらない姫のことを心配中。
男性ぎらいの姫というわけでも、なかったようだが…?
そんな王様は今、このことにも悩んでいた。
「謎の神隠し」
問題の多い国、だなぁ。
「この国、この町にいる者たちが、何かに消されてしまう」
どうする?
国民を、守れるのか?
被害者の証言は、得られず。
それも、そのはず。
何かに襲われた者全員が、生き残っていなかったからだ。
「モンスターに襲われて、食われたか?」
皆が、震え上がる。
王様が、娘をチラ見。
娘の結婚問題も、気にかかっているというのに。
姫は、なおも結婚したがらない。
なぜ…?
王様がたずねると、こんな返答。
「私、いろいろ食べる女でしょ?だから、恥ずかしいのよ…」
王様は、面食らうだけ。
「そうだ…。娘は、リンゴに、ハチミツをたっぷりかけて食う子でもあったな。しかしそれは、とあるカレーのCMでも見られた、伝統的な(?)食べ方。恥ずかしいことではない」
さっぱり、わからず。
「リンゴに、あんこをからめて食べていたこともあったな…。まわりからは、リンゴあんこ姫と呼ばれていたが。それが、問題なのか?」
娘である姫の言葉を、思い出すばかり。
「私、いろいろな物を食べる女でしょ?」
あ…。
王様、ようやく納得。
(この話の意味)
国民を愛する王様は、「謎の神隠し事件」にも悩んでいたはず。
「なぜなのだ!この国、この町にいる者たちが消されてしまう」
当然、城の調査が入る。
すると、事件の被害者となっていた者たちには共通点があるとわかってきた。
「王様!」
「どうした」
「食われて消されていたのは、皆、姫の求婚者であったということです!」
こらこら。
姫が、モンスターだったのかよ。
王様は、愛する娘の姫を、ギュッと抱きしめましたとさ。
「バキバキバキ…!」
「ちょっと…。やめて!やめてよ、お父さん!」
「うおー!」
王様よ、お前もか!
お願いです。
だれか、このモンスター親子を倒してください。
エモいなあ。
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