あたし総長やってます

第28話

「えっ、りんちゃんって蓮の彼女なの？」

「うん。そうだ『違う。』」

「えー、いいじゃん。そういうことにしとけば。」

無視、よし無視しよう。

「えーとじゃあ、改めて。蓮が最後のメンバーで幹部だよ。」

『ふーん。(まさか、蓮がここにいるのはびっくりしたな。)』

「まあ、この話は置いといて。りんちゃんに言わなきゃいけないことがあるんだ。実は、りんちゃんが俺らといるのを見られちゃったんだよね…"玄武"に…。」

『……玄武って何？』

「…お前知らねえのか？」

『うん。』

「ぎゃはは！ひー、やっぱり凛っておもしれえな。」

「りんちゃん、玄武は暴走族の中でNo.4で汚いことばっかりするグループで、最近では薬に手をだしてる連中なんだ。」

「ふーん。(あんま興味ないんだよね)」

「そんで、凛は俺ら地龍の姫だからこれからはお前のそばに必ず誰かをつけることにするから。」

「えっ⁈…別にそんなんいらないし。」

「駄目だよ！りんちゃんに何かあってからじゃ遅いんだよ！」

「凛。」

私はその低い声に少しビクッとした。

「慎二の言う通りだ。」

とこちらを向く顔は俺らの言う通りにしろ見たいな目でみてくるから、私は大人しく頷いた。