第28話
自嘲気味に呟かれる言葉。
(あたし夢見てるのかな?それとも、幻聴?)
酷く落ち込んでいる先生を見ていたら、夢でも幻聴でもない事が分かってきた。
「先生」
「…ん?……!?」
先生を呼ぶ。
そして先生が顔を上げた瞬間。
あたしは初めて自分から、先生にキスをした。
フワリ、白衣から香るあの甘いチェリーロリポップが鼻をくすぐる。
「先生が好き。意地悪で、ズルくて、でも…。」
「三月…。」
先生をギュッと抱き締める。
「この甘さから、もう逃げられないの」
おわり
甘い吐息 【完】 真弥 @09013562894
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます