第2話「出会い」





 キャラクリエイトを終えるとジャックは何もない草原の場所に転移した。街中に転移すると思っていたジャックとしては、何処なのか分からず混乱していたが、近くにエネミーと思われる物は居ないため、ひとまず落ち着いた。その代わりプレイヤーも居ないが。



 転移位置についてもう少し詳しく聞いておけば良かったなと後悔したが、初めてのVRMMOで興奮していたので気付かなくても仕方が無いと思うことにした。



 手持ちを確認したジャックはいつの間にか持っていた袋の中身を漁ると、簡素な地図が入っており、近くの街まで歩いて直ぐと言うことが分かった。簡素な地図の為、後々買い替える必要があるだろう。

 袋の中には他にも木剣や銀貨3枚、貨幣についての説明書が入っていた。職業に合わせた武器が入っているのだろう。仮に武闘家だったら武器は無かったのだろうか。考えるだけで恐ろしい。



 貨幣については、全部で4種類あり、価値が低い物から銅貨、銀貨、金貨である。銅貨1枚=100ゴールド、銀貨1枚=1000ゴールド、金貨1枚=10000ゴールド。手持ちは銀貨3枚、ゴールド換算で3000ゴールドということになるらしい。どの程度なのかよくわからないが、街に着いたら武器屋や宿屋などで確認するべきだろう。



 簡易地図を頼りに歩いていると街と思われるものが見えてきた。その街に向かって列が出来ている。入門検査でも行っているのだろうか。ジャックは、疑問に思いつつ列に並び、自分の番が来るのを待った。



「次。お前、随分と若く見えるなどこから来た?身分証は?どこかのギルドカードはあるか?」


「え、えっと、その」



 ジャックは、リアルでは重度の人見知りであるため、上手く話すことが出来なかった。それに加え、この門番は厳つい見た目をしている。キャラクリエイトの案内人と上手く会話できたのは、初めてのVRMMOに興奮していたこともあるが、案内人の雰囲気が優しかったのも大きい。

 つまりジャックは現在、重度のコミュ障を発症しているのである。



 中々答えないジャックに対して、門番は怪しく感じたがそれもそうだろう。怪しい人物を街に通さないよう努めるのが門番の仕事だ。いつまでも自分が何者か答えずに慌てふためく者が居たら、脅威には感じないだろうが怪しく思うだろう。

 懐疑の目を向ける門番に対し、びくびくしながらジャックは答えた。



「身分証は…持ってないです。そ、その、初めて来た街で、冒険者になれたらなって思ってて…」


「そうか。身分証は持ってないのか。とりあえずこの鑑定の水晶に手をかざせ。これで称号が分かるからお前が犯罪者かそうでないかを判断することができる」


「わ、わかりました」



 そういうとジャックは鑑定の水晶と呼ばれた透明の玉に手をかざした。水晶は軽く光った後、何も反応しなくなった。失敗かな? いや、失敗なんてあるのか? と混乱の渦中にあったが門番の呼ぶ声に現実に引き戻された。



「おう、鑑定終わったぞ。どうやら犯罪者じゃないらしいな。称号には”来訪者”ってあるだけだ。それにしても”来訪者”か。最近、この称号持ちが多く現れたっていう噂があったが本当だったとはなぁ。領主も特に問題無しとして処理しているし……。おっと、お前に聞かせる話では無かったな。問題無いのは分かったが、身分証が無いと通行料がかかるんだ。銅貨3枚だ」


「わ、わかりました。あの今銀貨3枚しかないんですけど大丈夫ですか?」


「問題無いぞ。ほら銅貨7枚だ。受け取れ」


「あ、ありがとうございます」




 AWの人間とのファーストコンタクトが疑惑の目で見られるという形で始まったが、最終的に街に入ることができたので良しとすることにした。

 門を通り、道沿いに進むと広場に出た。さっきの門番に冒険者ギルドの場所を聞けばよかったと後悔しながら、適当に辺りを散策すること数分、やっと冒険者ギルドに着くことができた。



 冒険者ギルドに入ると武器防具を付けた厳つい人や、背丈ぐらい長い杖を持っている人、背中にデカい斧を背負っている人など様々な人がいた。人種も様々で、人類種である人間、エルフ、ドワーフは勿論、亜人種の獣人や鳥人などもいる。あの尻尾と角と全身鱗のような見た目の人は竜人だろうか。

 キャラクリエイトの時に選べる人種にはかなり種類があったんだと感心を持ったジャックであったが、始めから人間でやろうと思っていたため特に気にした様子は無い。

 冒険者登録をしようと思ったジャックは受付と思われる場所へ向かった。




「あの、冒険者登録をしたいのですが……」


「はい、ありがとうございます。冒険者登録には、お名前と現在の戦闘スタイル、使用武器をご記入ください」


「わかりました。……。あの、これでお願いします」


「ありがとうございます。ジャック様でございますね。最後に冒険者カードに個人を登録するためにこちらのプレートに血を一滴お願いします。このカードはジャック様の活躍を感知して自動で記入されていきます。また、称最新の称号も記載されていくので身分証代わりにもなります。冒険者カードを持っていると鑑定の水晶を使わないので入門料を取られることもありません。絶対に無くさないでください。


 再発行には金貨1枚かかりますのでご注意ください。冒険者登録は以上で終わりますが、冒険者の基本的な説明を受けますか?」


「(再発行費高ッ!でもカード時代も高そうだから当然か…)お願いしていいですか?」


「かしこまりました。冒険者には6つのランクがあります。下からF,E,D,C,B,Aです。初めて登録された方は誰であろうとFスタートとなります。ですので、Fランクは初心者の方が多いです。Dランクから一人前の冒険者ですので、ジャック様はひとまずDランクを目指して頑張ってください。続いてC,Bランクはベテラン冒険者と言われる方々が該当します。最後のAランクですが、こちらは国に1人いるかどうかという存在です。1人で軍隊を相手取ることができると言われており、ゴルドワ帝国では帝国騎士団長がAランクに該当します。


 続いて依頼について説明します。基本的に依頼は隣の掲示板にある依頼をこちらの受付へお持ちいただき条件に合えば受理する流れとなっています。最も多い依頼は討伐依頼で、他にも護衛依頼や採取依頼などがあります。また、受付で受理する依頼以外にも常駐の依頼がございます。以上が簡単な冒険者ギルドの説明でしたが、何か不明な点などございましたでしょうか?」




 帝国は実力主義の面が強いため強い者こそ正義という考えが主流である。そのため、帝国内において冒険者ランクが高ければ高いほど店などで優遇されることもあるのだろう。

 また、冒険者ランクが上がることで受理できる依頼の範囲も広がるため、来訪者にとって冒険者ランクは上げておきたい要素でもある。

 そういったことを頭の中で考えていたジャックはふと疑問に思ったことを受付に聞いた。




「あ、あの、自分のステータスを確認できたりってできないんですか? 例えば、自分の今のlevelを確認したり……」


「今の強さを知りたいということですか? それなら冒険者ギルドが定期的に行っている訓練に参加すれば教官と模擬戦を行うことができますが?」


「あ、いえ、そういうことではなくてですね……」




 ジャックは話が通じずに混乱していた。levelという概念が現地人には無いため仕方の無いことだが、そのことについてジャックは知らないため混乱するのも無理はないだろう。そんな風に立ち往生していたジャックに後ろから声がかけられた。




「お前、もしかして新しく来た”来訪者”か?」


「昌介コベット様、討伐依頼お疲れ様でした。ところで”来訪者”とは……」


「ああ、こいつは俺と同じ地元出身のようでな。こいつに色々と冒険者としてのイロハを教えてあげようかと思ったしだいだ」


「それは、ありがとうございます。現役の方に教えてもらうほど良い経験はありませんから。良かったですね、ジャック様。こちらの昌介コベット様は、登録後、わずか一か月ほどでCランクになった方ですから。色々と学ぶことができますよ」




 とても現状では買え無そうなローブと背丈ほどの長さの杖を身に付けた男性が話掛けたと思えば、受付と2人で話し出し、最終的に指導してもらえることになったジャックは頭がショートしてしまい「は、はい、よ、よろしく、お願いします…」と適当に返事をすることしかできなかった。



 それにしても昌介コベットという不思議な名前に対して受付の方は疑問に思わなかったのだろうか。そんなどうでもいいことを考えていると、いつの間にか草原に着いたようだ。昌介コベットは振り返りながら改めて自己紹介をした。




「改めて、俺の名前は昌介コベット。職業は見てわかる通り魔法使いさ。今は、適当に冒険者しながらAWの世界を楽しんでいるところ。よろしく!」


「ぼ、僕はジャックといいます。職業は見習い剣士です。さっき始めたばかりなのでまだ何も分かりませんが、いつか世界中を冒険してみたいです。よろしくお願いします」


「おう! それにしてもジャックっていうのか。こういっては何だが、普通というか何というか。俺の知ってる人の中には絵文字を入れてる人もいたぞ。まあ、そんな話は置いといて。さっき、ジャックが受付でステータスについて言ってたが、異世界人、いや現地人にはステータスっていう概念は通じないぞ」


「や、やっぱりそうなんですね。ってことは僕たちもlevelとか確認できないってことですか…?」


「いや、そんなことはねぇよ。俺たちは、現地人と違ってステータスを確認することがでいる。なんで俺たちだけって質問は神にでも聞いてくれ。まあ、メタ的に言えばプレイヤーだからだろうけど、称号が影響してるのでは?って考察班は言ってるが」


「あ、それです。なんか”来訪者”っていう称号が付いてるんですけど、これってプレイヤーの証だったりしますか?」


「それそれ! その”来訪者”がプレイヤーの証だって言われている。現状分かる範囲では、”来訪者”の称号はここ1ヶ月で新たに現れたらしいからな。

 って、また話がずれたな。ステータスの確認方法だったな。ステータスを確認したいって頭の中で思うと表示されるぞ」


「そ、そうだったんですか。じゃあ確認してみますね」




―――――――――――――――――


名前:ジャック


level:1   銀貨2枚銅貨7枚(2700ゴールド)


種族:人間


職業:見習い剣士


称号:来訪者


魔力量  :10 

攻撃力  :24(10+2+10+2)

防御力  :10

魔法防御力:10

知性   :10

敏捷   :20(10+10)

技術   :10

幸運   :10

(元々の数値+職業特典+スキルUP+装備)


スキルポイント:0

ユニークスキル:学習

スキル:剣術(Ⅰ)MP自動回復(Ⅰ)攻撃力UP(Ⅰ)敏捷UP(Ⅰ)


武器:木剣(攻撃力+2)


防具:旅人の服(防御力+0)


アイテム:収納袋

―――――――――――――――――




 ステータスを確認したジャックは、ゲーム要素が出てきたことにより興奮を覚えた。やはりゲームの象徴であるステータスを仮想空間で見るのはゲーマーの夢だったのだろう。それも自分が実際に動かしているゲームのアバターのステータスとなると尚更だ。



 そんな感じで興奮していたジャックを見た昌介コベットは、苦笑いをしながらジャックに話しかけた。




「まあ、興奮する気持ちは分かるけど、一旦落ち着け。説明の続きをしなきゃだろ?」


「そ、そうですね。すみません。興奮してしまって」


「さっきも言ったけど、気持ちは分かるって。俺も初めて見たとき興奮してはしゃぎまわってたからな。やっぱり、自分のキャラのステータスを見るのってゲーマーの夢だよな。


 んで、説明の続きだけどステータスって相手にバレることってないんだよね。脳内に出てくるから。だが”鑑定”っていうスキルは気を付けろよ。唯一バレる可能性があるから。今のところまだスキルを進化させたっていう話は聞かないけど後々進化してもっと情報を得ることができるようになるってのが考察班の考えだからな」


「か、”鑑定”って今のところどれくらいバレる感じですか?」


「名前、level、種族、職業って感じだな。ステータスの数値だったりスキルだったりはまだだ。まあ、ゲームや創作物でも基本的に”鑑定”は最強クラスのスキルであることが多いから取っている人も多いだろうな。後々脅威になるから対策として”偽造”ってスキルがあるから一応取っておくのがベターだ。他に質問はあるか?」


「あ、あのスキルポイントって?」


「ジャック、お前まだレベルUP経験したことないんだな。レベルUPするとスキルポイントっていうポイントが貰える。全種族同じ量貰うことができる。逆にステータスの数値は、種族によって異なるな。例えば、ドワーフだと攻撃力と技術とかが上がりやすく、敏捷が上がりにくいとか。あと、ステータス数値の横にプラス値があると思うけどそれはステータス欄に書いてある通りだ。


 俺たち人間は全数値が同じ値上がるからオールラウンダー、もしくは器用貧乏って言われてるな。どうしても特化した種族の二番手になるから。


 それでも人間には人間の強みがある。それは全ての数値が同じだけ上がることだ。スキル構築によって型が無限に広がるから、戦闘スタイルを読むのが難しくなってくる。ローブを着た人間が杖を持っていたら魔法使いに見えるだろうが、実際は棒術を使う近接戦闘特化の人間かもしれない。逆にドワーフで考えるなら魔法を使うこと自体が難しくなってくる。使っても意表を突くぐらいで決定打にはならない。

 だが、人間の場合はさっきも言った通り、二番手であって別に弱いわけではない。逆に十分に敵を討つことができるだろう。

 こういった観点から人間も十分に他の種族と対抗できるぐらいのポテンシャルはあると俺は考えている」




 おお!っとジャックは思った。人間って弱い種族なのかなって思わなくも無かったからだ。しかし、昌介コベットの説明を聞いてジャックは人間を選択しておいて良かったと改めて感じた。



 そうやって関心しているジャックに昌介コベットは照れたように笑った。ここまで基本的なことしか言わなかったから本当にジャックは初心者だったんだと分かったと同時に、まだ初心者狩りに合っていなくて良かったとも思ったからだ。昌介コベット自身、まだ始めたての頃何も分からなかった時にとある冒険者に教えてもらったことがあった。



 そして今度は、自分が初心者であるジャックに行っている。この循環に自分自身の成長を感じることができ、昌介コベットは内心、ジャックに対して感謝している。




「分かったからそのくらいにしてくれないか?いい加減、恥ずかしいわ。基本的な情報を伝えただけで称えられるのは」


「す、すみません。何も知らなかったのでつい」


「さっきから思ってたけど、ジャックお前派手な髪色してるのにそんなびくびくしてるの違和感すげーぞ? 俺の事は敬語使わなくていいし呼び捨てで構わない」




 ジャックの容姿は、金髪に青のメッシュがかかった短髪、整った顔立ち、平均的な身長と、リアルに居たら10人中8,9人は振り向きそうな中々のイケメン使用である。



 驚くことにこれはリアルの姿でもある。AWでは、肉体を限りなく100%に近い値で動かすことを目標にしているため、肉体の情報をそのままゲームに反映させている。



 誰が何をしているかバレるのではと思われるかもしれないが、VRMMO内では人物の撮影はできず、また、AW内で出会った顔は現実で思い出すことが難しい。そのため、問題はない。




「そ、そうですか。いや、わかった。そうするよ。昌介コベット」


「昌介かコベットでいいぞ。自分で言うのもなんだが、言いづらいだろ? これからよろしくなジャック」


「うん、よろしく昌介」


「よし、基礎的な事は教えたから後は実戦だけだな。ここら辺は低級の魔物しか出てこないから安心しろ。

 お、さっそくエネミーのお出ましだ」




 昌介コベットが視線を向けた先には、プルプルと移動音を鳴らしながらゆっくりと移動しているスライムが居た。水色の横に膨らんだ球体のような見た目をしているスライムを見たジャックは、一瞬期待していた姿と違うことに落胆を見せる。そんなジャックに昌介コベットは「わかる。俺もスライムと聞いてあれを思ったから」と励ましにならないことを言った。



 こんな風に魔物を前にして油断することは普通であればとても危険な行為である。しかし、低級の魔物でありかつ、1ヶ月でCランクに登り詰めた昌介コベットが居る状況で万が一は起こることは無い。ドラゴンが突然出現したらその場限りではないが。




「いきなり人型は抵抗あるだろうからスライムでよかったな。とりあえず、ジャック。その木剣でスライムに攻撃してみろ。人間の攻撃力であればレベル1でも倒せるはずだ」




 緊張した面持ちでスライムと対面するジャック。木剣を思いっきり上から振り下ろす。ジャックの攻撃は単純なものだったが、スライムは反応することができず木剣が体に当たり、体を溶かしながら消えて行った。

 


 初めての戦闘に思ったより疲れたジャックはストンッ っと膝をついた。呼吸を整えていると後ろから拍手が聞こえた。

 突然のことにびっくりしたが、ここには昌介コベットが居ることを思い出し、ジャックは恥かしく思い直ぐに立ち上がり昌介コベットに先程の戦闘について評価を聞いた。




「ど、どうだった昌介? 僕の初戦闘は?」


「良いと思うぜ!レベル1にしては速い剣筋だったな。敏捷UPのスキルとか取ってるだろ? 近接戦闘にはすばしっこさも必要だと思うからナイス判断だ。レベル2まであとスライム4体だからレベルが上がるまでやるぞ」


「ありがとう。でも、いいの? ここまで昌介にしてもらって。僕、初心者だから何も返せないよ?」


「良いって。俺がやりたくてやってるだけだからな。昔、俺がしてもらったことをお前に返してるだけ。こうやって新規参入者を育ててAWを盛り上げる。こんな面白いゲームに貢献できることに、これ以上の褒美はない。俺は、お前に出会えて良かったと思ってるよ」


「ありがとう、昌介。でもいつかお礼は返させてね? 出世払いになるだろうけど」


「そん時は、お前の英雄譚でも聞かせてくれ。っと次のスライムだ。ほら行くぞ」


「うん!」




 ジャックにとって、昌介コベットとはさっきあったばかりの人間だったが、ここまで親切にされたことで仲間意識のようなものが芽生えてきたことに自分自身気付いていない。

 だが、親切にしてくれたからこれからも仲良くしたいという気持ちは持っている。ジャックにとって、この出会いは貴重な情報を得るだけではなく、良い友人を得る切っ掛けにもなった。



 この出会いがAWにどんな影響を与えるのか、まだ誰にも分からない。



―――――――――――――――――


こんにちはフリーです。


お金やステータスは参照程度にお願いします。











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