第7話
「白鷺君もやってみて。」
.....。できないから黒川君に教えてもらっていたような気が.....。
僕は杖を強く握り、黒川君の真似をして、花びらを散らそうとした。それでも花びらは上手く散りきらずに、1、2枚が杖先から出てきただけだった。
「......。んぅ.....。」
やっぱり、上手くいかなかった.....。
「白鷺君、大丈夫だよ。コツはしっかり掴めているから。」
黒川君は優しく言う。昨日も見せてくれたように、黒川君は軽く指を鳴らし、花びらは溢れ出てくる。
「昨日も、見せてもらった魔法.....。」
黒川君は嬉しそうに笑う。
「そうだよ。今日習うのがわかっていたから練習していたんだ。昨日白鷺君に上手いって言ってもらえて嬉しかったよ。」
君に幸せの魔法をかけて。 @Kisaki_0924
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。君に幸せの魔法をかけて。の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます