第4話




「……、」



「……。」




驚きに顔を上げれば、欲情を孕んだ暁の瞳と視線が絡む。




「……暁?」




何も言わない暁に首を傾げれば、掴まれている手に力が込められる。




「…お前。」



「うん?」




険しい顔をする暁。




「…わざとか?」




ぽそりと暁が呟いた。

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