第4話 目覚めた場所は
目が覚めたらベットの上で横になっていた、
視線をずらすと母さんがいた。
「かける、目が覚めたのね大丈夫?」
と母さんが声を掛けてくれた。
「ここはどこ」
俺が聞くと泣きながら母さんが教えてくれた
「病院よ、あなた丸3日意識が戻らなかったのよ
すごく…すごく心配したのよ」
どうやら俺はトラックにひかれた後に病院に連れて来られなんとか一命を取り留めたらしい、
そうかあれは夢だったのかと落胆しかけたとき、周りの動きが止まり目の前にイリアが現れた。あれ夢じゃなかったのか?
「すみませんまたこちらの手違えで異世界ではなくこちらの世界に送ってしまいました。」
とイリアが説明してくれた。
俺は内心すごーいドジっ子属性だなーと思った
「異世界にはもういけない感じ?」
「はい」
俺の心の中は異世界に行けない残念な気持ち半分、家族にまた会えた嬉しさ半分だった。
「じゃあ、さっきお願いした女神の加護とかは使えないの?」
とイリアに聞いてみたら
「いえそれは大丈夫です、こちらの世界でも加護の力は使えますので」
と答えてくれた
「貰った能力ってこっちの世界でも使って大丈夫?」
「はい、大丈夫です。ただしあまり羽目は外さないようにしてください」
「わかりました、ありがとうございます。」
お礼を行った後イリアは消えていった。
周りの動きは元に戻り
「かける目が覚めたってお医者さんを呼んでくるわね」
母さんが俺に声を掛けてきた
「わかった、お願い、それと兄ちゃんたちは?」
と聞いてみた
「三人とも今家にいるわ、今昼の12時だから3時頃に来ると思うわ」
三人とも家らしい、母さんは病室を出て医者を呼びにいった。
一人病室に残って暇になった俺は早速女神から貰った加護を試してみようと考えた。
女神の手違いで死んだら、異世界に行けずに女神特典を持って生き返ったが、現実世界も問題だらけです 太朗 @s0719
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