カクヨム内外において幸崎が読書・視聴を断念した作品(※企画参加作は含みません)

読書断念1:いきなりのエログロ描写

 こちらでは、私・幸崎が「これ以上は読むのは無理だ」と読書を断念した作品の感想を述べさせていただきます。なお、こちらで取りあげる作品は「本企画の参加作ではありません」からね。過去に私がカクヨム内外で拝読、または視聴した作品となります。カクヨム作品においてはタイトルは伏せますが、商業作についてはタイトルを出す可能性もございます。



 私が読み進めるのを断念した話、第1弾です。もう、タイトルの通りなんですけどね。いきなりのエログロ描写が登場したことで、ページを閉じた作品です。


 ちなみに、この『読書断念シリーズ』は、私が過去に投稿したものを再編集したものとなっております。原文は下記にございます。これの投稿日や編集日をご覧になれば、「本企画の参加作ではない」ことがおわかりになると存じます。


https://kakuyomu.jp/works/16817330664120023812/episodes/16817330665353757311


             *


 これは確か、2022年の7月あたりの話です。――にもかかわらず、未だにトラウマとして残っている、あるカクヨム作品に関する内容ですね。この作品との出遭いが、本企画のルールが厳格となった決め手の一つであることは間違いありません。


 私はとにかく「性暴力描写」が苦手でして。「これだけは踏むまい」と、読む前にレイティングとタグとレビュー、さらに「ダーク系の作品」の場合はコメント欄も事前に確認しているのですが――。見事に踏んでしまったんですよね。


 それもかなり詳細に、生々しく「行為内容」が描かれておりまして。「なぜそうするのか」や「どう利用するのか」といったことも詳しく語られており、しっかりと「世界観の一部」として組み込まれていたんですよね。


 当時、この作品を見つけた私は、世界観にどっぷり浸かりながら夢中で読み進めていただけに、本当にダメージが大きかったです。未だに傷を引きずっておりますので、もう「トラウマ」と評して問題ないかと思われます。


 ちなみに、男女共に性暴力の犠牲になっておりました。男性の方が、より悲惨かもしれませんね。「切り取られます」ので。グロというよりゴアですね。



 この作品なんですが「第1章」は本当に素晴らしく、大好きだったんですよ。もちろん、こうした描写に抵抗がない方ならば「第2章」も素晴らしいのでしょう。


 描写の緻密さ、世界観の広がり、文章の美しさ、キャラクタの魅力――どれを取っても素晴らしかったですからね。当時、この作品の★は一桁でコメントもありませんでした。まさに隠れた名作を発見した喜びに包まれながら拝読しておりました。


 レイティングは「性描写あり」のみが付いておりまして、あらすじやキャッチコピー等にも「陰鬱さ」を匂わせる単語はありませんでしたね。最初は学園モノからスタートしましたので、性描写は恋愛関係の「純愛」のみだと思っていました。


 少女の主人公が学園で王子様と出会い、親友にも恵まれ、順風満帆な学園生活を謳歌する。途中、何度か「虐め」に遭いそうな雰囲気にもなるのですが、親友の家がかなりの権力者らしく、その加護もあって主人公は難を逃れ続けるんですよね。


 時おり「主人公が下着姿になる着替えの場面」や「下着の説明」、さらに「入浴シーン」などもあり「性描写はこれのことか」と納得しておりました。なので「安心して読める作品」であると、完全に気を抜いていたんですよね。


 ところが、ある場面にて急に「戦場の場面」に切り替わり、前触れもなく凄惨な蹂躙と陵辱の様子が描かれるんですよ。その現場に、主人公らの姿はありませんでしたので、完全に「描かれる場面だけが飛んだ」という状態ですね。


 感覚的には〝マブラヴ オルタネイティヴ〟に近いですが、今回の作品は、日常とは無関係の戦場の場面がいきなり描かれますからね。相手も怪異ではなく人類同士であり、まさに戦争といった感じの生々しさが描かれておりました。これまでの描写の精密さと同様に、圧巻の描写力によって表現されていましたね。


 ここまでの物語が素晴らしかっただけに、あの続きがどうなったのかは気になるところです。それだけに、読み進めることができないのが残念ですね。



 私はこの作品を深夜に夢中で「一気読み」しておりましたので、もろに精神にダメージを負ってしまいました。拝読したのは2年以上前だというのに、未だに内容が詳細に記憶にこびり付いておりますからね。

 

 ただ、何度も申し上げておりますように、それだけ素晴らしい文章力によって執筆された「名作」であることは間違いのない事実です。


 とはいえ、正確に申しますと「記憶が蘇った」というのが適切ですね。実はある自主企画に参加しようとした際に、なんとなく興味を惹かれたタイトルを開いてみたところ――。まさに「この作品」だったという。


 以前に拝読した時とは、タイトルと作者名が変わっておりましたので、気がつきませんでした。目次に既読を示す印が付いていたため、そこで記憶が蘇りましたね。


 表紙を開いた瞬間に、すべての内容を思い出す。

 それだけ「濃い」内容の作品でした。



 せめて「残酷描写あり」のレイティングも付けていただきたかったところですね。柔らかそうな雰囲気と「性描写あり」のみだったので、完全に油断していましたから。さらに申しあげれば、作者さまの近況ノートに少女漫画のような本作のイラストが掲載されていたんですよ。あれで完全に騙されました。


 現在はどうなっているのか、もう怖くて確認しにいくことができません。冗談抜きにトラウマとなっておりまして、こうして文字に起こすことで、少しでも軽減したいという理由もあるんですよね。


 できればカクヨム運営に、「性描写あり」の内容をもっと細分化していただきたく思います。これが付いていると、私は恐ろしくてなかなか作品を開くことができませんので、知らずに名作を逃している可能性も高いですからね。


 ――とはいえ、これ以上話しますと、話題が本筋からズレてしまいますので、この辺りで終わりにいたします。



 このような感じで「私が拝読を断念した名作」の話をさせていただきました。あくまでも「幸崎の好みの問題」ですので、合う読者には文句なしの名作だと思います。もしも該当作を見つけられましたら、是非ご一読を。


 今回の話は以上となります。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る