第10話 「学校の床にお漏らしして、悪い子だね」
放課後。
文芸部の部室。
今日は、俺とシオリの決着をつけるコンテストの結果が発表される日だった。
ちょうど、授業が終わったあたりの時間が発表で、一緒に結果を確認する約束だった。
テーブルの上にスマホをおいて、結果のページをゆっくりとスクロールさせていく。
賞は、大賞、金賞、銀賞……とあるのだが、
俺とシオリは、どちらも金賞だった。
それを目にした瞬間、
シオリは、飛び上がって叫んだ。
「やっ……たぁぁ〜〜〜〜〜…………!!」
俺に抱きついてくる。
「やったね、フミト、おめでとう! よかった、本当に…………って、あれ、どうしたの?」
「……いや、引き分けか……って」
「はぁ〜!? 生意気! 素直に喜びなよ」
「……だな」
そう言って、俺はシオリにキスをした。
「……じゃあ、するか」
「……へ? あ……、いいの?」
「……前に、ここでさ、俺、嘘ついたわ」
「……え?」
俺は以前、部室でシオリに、『好きだった頃のシオリを上書きしたくない』から、シオリとは、最後までしたくない、とそう言った。
でも、違った。
「上書きしたくないから……じゃなかったんだ。俺は自分が嫌いだから、嫌いなまま、したくなかった」
自信がなかった。
情けなかった。
シオリに相応しくなかった。
「……でも、おまえのおかげで、自分を好きになれた。……だから、したくなった」
「ふふ……そっかそっか〜、私のおかげか」
自分を嫌いになったのもお前のせいだけどな、とは言わなかった。
それはもういい。
俺がヘタクソなのが悪い話だし。
「……じゃあ、部室なのは? それも嫌だって言ってたけど」
「それもいいんだ。むしろ部室のがいい。もう、『上書き』じゃなくて……もう一度、続きを書き足していきたい……っていうか……」
「…………それって……」
「……もう一回、付き合ってくれるか?」
「遅いよ、ばぁーか!」
シオリがまた俺に抱きついてから、何度も、何度も、確かめるように、キスをする。
何度も唇を重ねながら、Yシャツのボタンを外していく。
同時に、シャツの上から胸を揉む。
シワのないシャツが、シオリの大きなおっぱいの形になる。
ボタンをすべて開けて、黒いブラジャーを抜く。
改めてブラを見ると、カップのあまりのデカさに驚く。
学校の無機質なテーブルの上に、黒いデカブラがおいてあるありえない光景もおもしろい。
放課後の
下着を下ろす。
黒い大人っぽいショーツが、上履きを履いた足に引っかかっている、学校でヤッてるんだなあ……と実感させてくれて風情があるので、そのままにしておいた。
「濡れすぎだろ」
「しょうがないでしょ、ずっと楽しみだったんだし……」
開き直られては、しょうがない。
俺は物欲しそうにしているシオリのそこへ、指を入れた。
□
【シオリ視点】
フミトの指が、入ってくる。
「……あっ♡あっ♡ やばい、すぐイッちゃうかも」
フミトは上手くなった。
私はもう、どこをどう触られると、どうなってしまうのか、知り尽くされてる。
弱いとこ全部バレちゃってる。
いやらしい子になっちゃった。
いやらしくされちゃった。
フミトがいっぱい触るところ、全部開発されちゃうから。
フミトに触られたところが性感帯になっちゃう。
フミトは右手の親指で私の突起を刺激しながら、中指を私の中に入れる。
ぞりぞりって、中のイイトコロを撫でられながら、親指の方が突起を根本からなで上げてくる。
別々の快感が、タイミングよく次々と襲ってくる。
その間も、ちゅっちゅって何度もキスを降らせてくれる。
乳首を甘く噛んで、同時に空いてる左手でさらに乳首をくにくにしてきたり。
乳首も、下の突起も、ぴん♡ってフミトに触られたら、すぐ硬くなっちゃう。
にゅるって、突起の皮をくにくに上下にされる。
私の分泌しちゃった液を突起にすりすりして、また滑りがよくなったら、ちゅこちゅこちゅこ♡♡って刺激されて、びりびりってきもちいいのきちゃう。
……前に触手のこととか話してたけど、もうフミトのがすごいかも?
だって、一つ一つの刺激が上手で、人間の手で、あったかくて、それなのに上手いし……。
「立って」
耳元で囁かれただけでイキそうになるのを我慢する。
フミトに手を引っ張られて、立たされる。
親指と中指で二点攻めしてた右手の動きが、さらに速くなる。
そして、左手がお腹をとんとんし始めた。
「ぅぅうう、ダメダメダメ♡ これすぐイッちゃうからダメ♡ ダメぇこれぇ♡」
お腹……、外側からとんとん、子宮を揺らしても感じるようにされちゃってる。
私、処女なのにお腹とんとん♡♡だけで、学校で、制服で、イカされちゃってる。
くちゅくちゅ♡ぴちゃっ♡て湿った音が大きくなっていく。
びりびりって、あそこから頭にまで電流が駆け抜けていくみたいに、快感が走る。
「……だめ、やだ♡ やぁだ♡ だめって、いってるのにぃ♡♡」
立ったまま体が跳ね回った。
びしゃ、っと、部室の床を、私から溢れた液体が汚した。
足の力が抜けて倒れそうになるところを、フミトが抱きとめてくれる。
「学校の床にお漏らしして、悪い子だね」
全然悪いと思ってなさそうにいって、フミトは頭を撫でてくれる。
今度は私の番。
フミトのズボンを下ろして、手でしてあげたり、おっぱいで挟んで、大きくしてあげる。
いよいよだ。
フミトはそこにゴムをつける。
フミトが、私の中に入ってくる。
ちょっと痛いかも。痛くて泣くとか聞いたことあるけど、それほどでもない。
初めて手を繋いだ時とか、キスした時とかのことを思い出す。
ついにきたかあ〜……って、あの感じ。
□
【フミト視点】
シオリの中に入れた瞬間、味わったことのない快感に包まれる。
温かさも、柔らかさも、手や胸や口とは全然違う。
すべてがこちらを搾り取るために蠢く器官は、今すぐにでも果てさせるほどの刺激を与えてくる。
「痛くない?」
「ちょっと。でも平気」
「無理そうなら言えよ」
「言う」
安心感か多幸感か、幼児化した口調のシオリはそのまま唇を重ねてくる。
抱き合って、繋がって、キスして。
全部が深くくっついて、これだけでも幸せだった。
しかし、そこから動き始めると、本当にすごい。
腰を引くだけで、吸いついてくる。
ぱんっ、と腰を打ち付けると、お互いの肉と肉がぶつかり合って、いやらしい音を奏でる。
腰の動きのスピードを上げていく。
シオリの声も、それに合わせて激しくなっていった。
「……あっあっ、フミトの、おっきいっ♡ 奥、いいとこ、当たる」
「そこ♡ そこ♡ もっともっと♡♡♡」
言われるがままに、俺はシオリを貪った。
「あっ、ダメ、イク♡」
「……はぁ……、俺も……っ、イキそう」
「……フミト、手ぇ、ぎゅってしてぇ♡」
「いいよ」
シオリの手に自分の手の指を絡めて、恋人繋ぎにする。
そして、俺とシオリは、同時に達した。
それから、しばらく二人で手を繋いだまま抱き合っていた。
ふと、俺は繋いでいる手を見つめる。
「……どしたの? じーっと手、見て」
シオリが繋いだ手を持ち上げて、にぎにぎと手を動かす。
「いや、なんでもない」
出会った頃は手に触れるだけでも、世界の全てが変わってしまうくらいの衝撃を受けていたのに、思えば遠くまで来てしまった。
人生のエンディングかってくらい幸せだけど、俺たちの人生はまだまだ続く。
これからどうなるなんて、わからないけれど。
死ぬほど大好きな彼女を、もう離さないということだけは確かだろう。
────────────
【あとがき】
シーズン1 完!
死ぬほど大嫌いな元カノに、おっぱいを揉めと迫られている ぴよ堂 @nodoame
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