カクコン10新作の秘密




 新作として書いている恋愛ファンタジー『貴妃の男、あるいは緩慢な死』ですが。


 それぞれの話のタイトルに工夫を凝らしました。

 1話1話のタイトルが、実は内容とあまりリンクしていないとお気づきでしょうか? 

 この作品の全体のイメージになる言葉として書いております。

(って、やらかしたという気分なんですが)


 第一部は、帝と淑華の関係をタイトルで言葉遊びをしました。


 まだ、公開していませんが、第二部からは、淑華と年下の皇子との関係をタイトルにしています。


 ですから、タイトルが内容とあっていないのはわざとです。タイトルを読むと、三人の男女の関係が浮き上がる仕組みで、独立しています。



 下記に、第一部のタイトルを抜きだしました。(まだ、公開していない部分を含みます)


 第一部 帝と淑華


 〜第1章〜


 私があなたに耽溺し身をやつすことを求め

 気が狂うほどに、あなたを求め

 疲れ果てて燃え尽きることを願い

 すべてを奪い、これは遊びにすぎないと逃げる


 〜第2章〜


 私に母親のような優しさを求め

 一方で、冷酷さをも望む

 閉じ込めてすべてを奪いさり

 私に孤独でいることを強いて

 孤独な夜を楽しむことを許さない

 私がすべてをあなたに捧げることを楽しみ

 そして、純粋で素直な愛を与えることを命じる


 〜第3章〜


 私に翻弄されることを望み

 決して裏切らないと嘘をつき

 傷つけられることを求める

 私から、すべてを奪いさろうとして

 愛と誤解することを罰する

 愛されることを欲し

 同時に私に憎悪されようとする

 疲れ果てた私が降参することを強い

 その姿を憂いを秘めた目で見守る





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 さて、カクコン10で頑張ってらっしゃる作品をかってにご紹介させてください。今回は、文章が匠なお二方です。


『霧中の人君』柊さま著

 https://kakuyomu.jp/works/16818093088110283432


【あらすじより】

 姜(きょう)蚩尤(しゆう)が丹省の地に降り立ったのは、陽暦元年のこと。まだ蚩尤が十歳の頃だった。神が座すと言われる白仙山(はくせんさん)を眼前にして抱いた憧憬。あの山の向こうには何があるのだろうか。幼心に抱いた感情は、現実を知っても尚消える事は無かった。

 その感情を胸に抱き、蚩尤は丹省の地で友人の雷堂と共に成長していく。

 いずれ来る丹省諸侯の子息としての役目を背負いながらも、時に自由に、時に正義の為に、時に使命を抱きーーしかし夢は胸に抱いたまま。

 これは、姜蚩尤が人君の道を歩む物語である。


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 もう一方、カクコンで何度も中間突破した作品『ライセンス』で有名なともはっとさん。

 カクコン10では下記作品を新たに公開されています。


『伯爵様は帝国から抜け出したい』

 https://kakuyomu.jp/works/16818093080547568749


【あらすじより抜粋】


 その世界は、とても大きな世界だ。

 多種多様の種族に溢れ、交易し、争い、友好を深めては時には裏切り滅ぼしあう。平和の中に策謀と争いが交じり合い、生活に魔法を取り入れ、騎士道精神溢れる剣と忠義、魔術と研究で発展していく世界。

 多種多様な種族がいるのなら、動物や、人に害を為す魔族や魔物だっている。弱い一種族や個体が戦うという共通認識をもつことで、多種多様な種族は結束し、争いあうことができるのだからバランスのとれた世界であるとも言えるのだろう。


 その世界は、

 創造神が創りし剣と魔法の世界【フォールセティ】。



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わたしの作品も、ちょっと宣伝。お読みくださるととっても嬉しいです。


『貴妃の男、あるいは緩慢な死』

 https://kakuyomu.jp/works/16818093077013560052


 次話は月曜日の午後七時過ぎに公開いたします。

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