カクコン中間突破の秘策なんて単純、ある訳ないじゃん。




 前回、書きました。

『大人の情事』をメインにした作品でカクコン10を頑張ると。


 そう書いたあと、皆さまのご期待というか、お気持ちが、意図せず一点に集中していることがわかったのであります。


 『情事』=エ〇。


 んんん?


 ある方のコメント。


『大人の情事の物語って、カク倫的に大丈夫なんですか!?

 BANされないでね、アメさん……。』


 また、ある方のコメント。


『カクヨムあれすぎると厳しいからどう書くかも楽しみでなりません。』


 さらに、ある方のコメント。


『ただ読者層が心配にはなるのですが……。』


 さらに、さらに、ある方のコメント。


『他の方へのコメントから濡れ場は控えめのようですね。

 R15でがっつり書いてもよろしくてよ(←誰?)。』


 おおお?

 そっちか、そっちが問題なのか。


 さらに、さらに、さらに、ある方のコメント。


『しっとり後宮なんですけど、TL部門で需要があると思います。

最近TLといっても文字通りのティーンズラブではなく昔のいわゆるレディースコミックのような大人の女性向けのアダルトな少女漫画(小説)の募集が結構多いのです』


 あわわわわわ……!!


 ち、ちがうから。

 まったくアダルトじゃないから。エロはないから。性愛など、はるか宇宙のかなたの物語だから。


 そもそも論ですが、わたしに色気を求め過ぎ問題。


 それじゃないんであります。カクコン作品、大人の女性の機微というか、揺れる心をしっとりと描きたいというか。

『意識の流れ』みたいな小説を書いてみたい。


 とくに大きな事件はないけれど、女性のときめき、揺らぎというか。


 帝の後宮に住む貴妃の感情の流れを、現代なら、結婚10年目ほどで感じる妻の虚しさみたいなものを置き換えて書いてみようかと思ったのであります。

 後宮であるため、狭い世間ですし。

 囚われた環境ですし。

 これは現代の主婦以上に、倫理観的にも強い葛藤が生まれそうなんですが。


 ここまで書いて、わかりました。

 カクヨムで読まれるのは難しいかも。


 その上、これを文体だけで見せて、読み応えのある作品を書くには、わたしの筆力では難しいかもしれないのであります。


 冒頭15,000字を書いて、ブルーな気分です。

 冒頭、悪くはないって自分では思っています。ただ、このテイストで10万文字。なにせ、10月から書き始めて二週間。

 たった1万文字ちょっと。

 これは……。


 あきらめようか・・・。


 もうひとつの、後宮ラブコメに、『後宮の悪魔』のようなコメディ寄りにした作品のほうが面白いよね。きっと。


 こっちも冒頭2000字ほど書いてみました。

 笑えます。思わず、パソコン前で爆笑してしまった。



⭐️*⭐️⭐️*⭐️**⭐️*⭐️**⭐️⭐️



 さて、話題を変えまして、カクコンで中間突破するという、誰もが期待したい、もっとも大事なことですが。


 それはもう単純なことです。


「いかにアクセス数を増やし、お星様を集め、読者を増やし、ランキング上位に入れるか」という身も蓋もない結論です。


 他に方法はない。

 秘訣もない。

 ものすごく単純すぎて泣きたくなるほどです。


 その読者先行突破のラインですが、これも毎回、だいたい決まっております。

 過去のカクコンで、さまざまな方が分析、数字で示してらっしゃる方がいて、いつもとても参考になります。さすがに5回目ともなれば、わかってきます。


 過去例から考察すれば、ジャンルが異世界ファンタジーならば、上位10パーセントほどが中間突破できます。

 ただし応募数も格段に多いので、中間突破する作品の数も一番です。


 今回は『冒険』と『ライフ』部門のジャンルにわかれたので、実質では20パーセントになる? 狙い目かもです。


 その他のジャンルなら上位20パーセント位の位置についていれば、だいたい中間は突破できるでしょう。


 ただ、今年は、『ライト文芸部門』の突破が以前より少し難しくなるんじゃないかと、勝手に予想しています。


 その根拠はと言うと、下記の理由です。



⭐️*⭐️⭐️*⭐️**⭐️*⭐️**⭐️⭐️



 現在、書いている作品、ジャンルを『ライト文芸部門』にする予定です。


 このジャンル以外に当てはまる部門はないのですが。しかしです。

 ちょっと、怯えてもおります。


 応募要項で、ライト文芸部門は例年なら順番として エンタメ総合部門と上下で並んでおりました。


 しかしです。

 今回は、魔境の異世界ファンタジー部門を押し除けて、カクコンの部門掲載順でトップになっているんです。


 これは、あいうえお順でもないし、いったい、なぜ?


『ライト文芸部門』を推したいということでしょうか。


 出版界隈の不況はいまに始まったことではありません。ただ、ライトノベル小説だけは、その時期でも多くの読者を獲得していたようです。

 しかし、今、その稼ぎ頭さえも、売り上げが伸びなくなったと漏れ聞きます。


 これまでのライトノベルではない、新たな作品への模索が始まったのかもしれない。そう邪推しています。


 つまり……、


 ここを激戦地にしたいの?

 悲鳴しかない!


 やめてください、運営様。


『ライト文芸部門』が異世界ファンタジー部門のような魔境になったら、ぜったいに中間突破できないから。


 今回のカクコン10、わたしにとって、非常に不安なジャンル部門の並びであります。



 ⭐️*⭐️⭐️*⭐️**⭐️*⭐️**⭐️⭐️



 こそっと自作の宣伝です。


コメディなら、こちら。

「『後宮の悪魔』〜時空を遡るシリアルキラーを追う敏腕刑事が側室に堕ちた件〜」

https://kakuyomu.jp/works/16817330653057581096


シリアスなら、こちら。

「半魂 〜鎌倉、八百年の呪〜」

https://kakuyomu.jp/works/16818093077013495166


 お読みいただけると嬉しいです。


 今、わたしは次のカクコンで、『後宮の悪魔』を書くべきか、『半魂』を書くべきかで揺れております。

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