タイトル[昆虫が人間のサイズだったらって]

絶望を超越するもの

タイトル[昆虫が人間のサイズだったらって]

俺たち2人の男はいつものように

学校の空き部屋で昼飯を食いながら話をしていた。 


「昆虫が人間のサイズだったらって都合の良い

想定がないの話にならない馬鹿みたいな話ですよね」


「まあな人間と同サイズにしたら自重で潰れたり

気門からの空気だけでは呼吸する酸素が

足りなくてもだえ苦しんで死んだりするからな」


「小さいからこそ少ないパワーで効率よく

動けるのにチョロQそのままデカくしたら車より

効率がいいよねって言ってるようなものだからな」


「そうでね、現実のドローンや空飛ぶ車で散々擦られたネタだ

小型の模型をそのまま巨大化させて重量出力比や

空理気特性を考慮しないで失敗した乗り物は滅茶苦茶あるからな」


「なんで30cm超える生物に外骨格だけを

持つものが極端に少ないのかがわからないのか?
少なくとも今の環境じゃ地上を生きる

大型生物は内骨格が無いと体を支えきれないんだよね」


「体の大きさが2倍になれば体重は8倍だからな」


「2乗3乗の法則を無視しているガバガバ理論だからな」


そうして二人はそんな話をして盛り上がった。

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