これは作者様がご自身のために綴ったエッセイということですが、ほんの少しだけ言葉を添えることをお許しください。あっちゃん、本当に素敵な方ですね。作者様の大切な想いがたくさん、たくさん伝わってきて、切なくも温かい気持ちになりました。作者様の想いが、心が、光が、どうか天国まで届きますように。そんな願いをこの星に込めさせてください。
筆者様とおばあちゃんの思い出で綴るタペストリー。およそ百年足らずで訪れる避けられぬ別れの時。生きるとは「その時」に備え、出来る限りを尽くすという作業の繰り返しなのかもしれません。死というテーマは本当に深淵で、ある時は感動に、ある時は悲しみに、ある時はホラーにもなり得ます。そしてある時は、残された者に光を与える道しるべにもなり得ます。このエッセイに登場するおばあちゃんは、筆者様にとって光を遺しました。自分は人生を通じて誰に何を遺すのか?そう問われているような気持ちになりました。