あとがき
第14話
"まいとゆかいな仲間たち"、拝読して頂き、誠にありがとうございます。こちらでは、感謝のお言葉と、解説コーナーといきたいと思います!
はじめに、この本はですね、幼少期にやっていたおままごとが原型なんですよ。保育園くらいかな? ウルトラマンとかメルちゃんのおもちゃ使って、即興でお話を作って、妹と遊んでいた覚えがあります。
小学校高学年になると、おままごとはやめて、授業中や寝る前に頭の中だけでストーリーを作るようになりました。それが、金山まいとか、金山ゆうきというキャラクターができたきっかけだったかもしれません。
中学生になると、思春期で荒れていた時期があり、おままごとのことも、頭の中のストーリーのことも、忘れていきました。
小説家になろうと思ったのは、高校2年生の時に、脚本家になろうとしたことが転機でした。当時通っていた学校がクソほど嫌いで、"好きなことで生きていく"ってネーミング流行ったじゃないですか? あれに乗っかって、「そういやガキの頃お話作ってたっけ?」と思い出し、脚本を書くことにしたんです。とはいっても、正直どうしたらなれるかわからないし、なにで書けばいいかわからなかったんで、とりあえず百均でノート十冊買って、書いてました。
この頃は、まだ"まいとゆかいな仲間たち"なんて題名は思いついてなくて、「こんなキャラいたっけ?」「あ、こんなのいたな」って具合で、覚えている範囲で、キャラクターを立てて、書いてました。
やがて脚本家になるためには、コンテストや制作会社に入社して、経験を積むことが大事だと知り、確か二十歳になってからパソコン(中古の動作重いやつ)を購入して、必死こいて書いてた記憶があります。
ちなみに、"ご注文はうさぎですか?"とか、"たまご和尚"(私のエッセイ参照)を脚本にしたことがあります。どこか応募したことはありません。USBに保存されています。
パソコンで書き始めたあたりで、"まいとゆかいな仲間たち"というネーミングが立ち、キャラクターもできてきたんじゃないかと思います。
小説家になろうと思ったのは、高校三年生の頃に、よく読書をしていたからです。中学時代にパクった学級文庫(容疑者Xの献身)を読んだのをきっかけに、サスペンス小説にハマり、さらに、鉄道好きの知り合いの影響で西村京太郎先生の"十津川警部シリーズ"にハマりました。十八歳から二十歳、そして今でも、サスペンス小説といったら、西村京太郎先生の"十津川警部シリーズ"だと豪語します。
小説は「思ったことを文章にすれば本になる」。この考えを持つようになったのは、ある憧れの脚本家が出した小説を読んだことでした。それはもう知る人ぞ知る、不条理でシュールな作品で定評のある、浦沢義雄先生です。特に、"忍たま乱太郎"が大好きで、幼少期からよく観てたのもありますが、"たまご和尚"を執筆されてることを知り、読んでみたのです。"忍たま乱太郎"も自由な作風が売りな作品ですが、「小説って、こんな自由でもアリなんだ」と、気付かされてしまいました。
"たまご和尚"を読んで、自由な作風に胸を打たれた私は、まいとゆかいな仲間たちと、その他これから書く作品は、「蓄積されるアイデアをそのまま埋めていく形でやっていこう」と決めました。"たまご和尚"、とてもおもしろかったし、もちろん、"十津川警部シリーズ"だって、西村京太郎先生の発想がそのまま出されていておもしろかったし、"まいとゆかいな仲間たち"は、コメディだから、なおさらおもしろくしたい!
私は、本を書く際に、特別な文学表現とか、難しい漢語(?)なんてのは一切使用していません。小説が好きな方もそうでない方も読める本にしていきたいからです。そうだなあ……。マンガを読んでるけど小説、小説を読んでるけどマンガみたいな本になれたらなって思っています。
拝読してくださったあなたにとって、まいとゆかいな仲間たちが読みやすい本であって、楽しい時間であればなと思います。
最後に、本当に読んでくださり、ありがとうございました。長期連載していくつもりなので、二巻目も、よろしくお願いします!
バイバイ(^_^)/~
まいとゆかいな仲間たち みまちよしお小説課 @shezo
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