開かずの間の怪

襖の奥からの呼び声

 日本では現在、男性の平均寿命が81歳、女性の平均寿命が87歳と言われていて、共に80歳を超えている。だが、人の一生を左右するような大事な時期というのはごく限られていて、特に学歴社会の日本においては、大学を卒業するまでの若い時期をどれほど有意義に過ごすかが残りの人生となる50年60年を決めるといっても過言ではない。


 だから遊びや趣味、恋愛ばかりにかまけている学生は猿同然だと俺は思っている。これは俺が小学校高学年になって私立の中学受験のための勉強を始めた時期から母さんに口酸っぱく言われてきた。俺もその通りだと思う。

しかし、今年進学した県内ではかなり偏差値の高い浦和鳥栖高校、ここのクラスの奴らを見ていると、同じかそれに近いレベルであるはずなのに、どいつもこいつも猿ばかりだった。


 進学した途端、周囲の顔色を伺いながらつるめそうな人間を探し、自分がグループに所属するということに執心し、大して将来の役にも立たない部活動に入って青春っぽいものを追いかける。高校受験の時にみなが感じていた競争心と向上心はどこ吹く風。

やがて高校3年生になると大学受験を意識し、思い出したように勉強を始める。


 帰りのホームルームが終わると、クラス内が猿の声に埋め尽くされて耳を塞ぎたくなる。


「フクロウ、今日この後、暇?みんなでカラオケいかね?」


 クラスの友人数人が俺に声をかけてきた。

 俺の福原一郎という名前をモジってつけられたフクロウというあだ名。悪意がないのは分かっているが、どこかボーっとしたイメージを連想させるので俺はそのあだ名が嫌いだった。それに首を変な角度に曲げるあの独特な動作も気持ち悪い。


「今日は塾があるから遠慮しとく。悪いな」


 不快感は表に出さずに端的に答えた。内心見下しているとはいえ、学校生活での人間関係は良好であることに越したことはない。


「まじかー。了解。あとさ、今度近くの女子高と合コンあるからお前も来いよ」


「お、おう。考えとくよ。また連絡くれ」


 あいよーと言って友人達は教室から出ていった。合コンと聞いて一瞬顔が引きつる。女子と関わるのが苦手というわけではない。口下手な方でもなく、クラス内では普通に女子と会話もするし、友人交えた複数人で遊びにも行ったりする。


 しかし、友人関係を飛び越えて恋愛関係になることだけは避けたい俺にとって、合コンに参加するのは愚の骨頂。彼女ができるということは学校内だけでなく、帰宅後も、休日も、あらゆる時間が制約される。勉強と進学、将来のための地盤作りのための時間を大きく阻害する存在を自ら作るわけにはいかない。しかし誘いを断る理由作りも案外大変なものだ。他人からの誘いを断る理由作りが面倒で渋々参加するという学生は割といるのではないだろうかと思うくらいだ。


 帰宅途中、最寄り駅までの道半ばにある大きな県営公園、その園内にある飛翔神社の賽銭箱に俺は財布の小銭を投げ、合コンの中止を神に祈った。普通の高校生であれば女子高との合コンなんて願ったり叶ったりのイベントだろうが、格差が広がり厳しい環境下となりつつある日本で、将来良い職業に就いて安定した生活を得るためには普通の高校生なんてやってられない。そんな暇はない。


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 塾から帰ると親父はテレビに向けた顔をそのままに、おかえりと声をかけてくる。俺はその声を無視して自室のある2階に上がった。荷物を片付け、勉強机に塾の教科書とノートを置き、夕飯も食べずに黙々と宿題を進める。


 ノイズキャンセリング機能のついたイヤホンを耳につけると、静かな部屋が更に静謐なものへと変わっていった。音楽は流さない。そもそもスマホに音楽は入れていないし、余計な雑音で集中力を途切れさせたくない。。


 欲しいか欲しくないかではなく必要か不必要か。勉強にとって音楽は必要ない。英語のリスニングはもちろん別の話だが。


 欲しいか欲しくないかで判断する幼稚な考え方は、中学時代に捨てた。いや、捨てさせられた。将来のために必要か不必要かの判断基準が重要だというのは母さんの教えで、今の俺は納得している。だから欲しい欲しくないかはどうでもいいと思考の外に追いやって数年、今では考えることすらない。


 無音の空間を小さく裂いたように扉を開く音がした。親父が夕飯を持ってきてくれたようだった。


「飯、床に置いとくぞ」


 横目で軽く見つつ、あぁと小さく返事をして教科書に向き直る……が、親父は夕飯のトレーを部屋の床に置いたまま立ち去らず、渋い顔をしてこちらを向いている。


「勉強なんてあとにして風呂くらい入ったらどうだ。塾でも勉強してるんだろう」


「……あとで入るよ。すぐ終わる」


「高校に入学した後も塾に通い続けて勉強するのも悪くはないが、もっと高校生らしく部活とかバイトでもしてみたらいいんじゃないか」


「バイトも部活も将来には繋がらない。バイトはしょせん小遣い程度の稼ぎだし、部活を3年間やっても大学受験には関係がない。母さんだってそう言うだろう」


「いや、だってもう母さんは…………、あ、いや、いい。なんでもない。飯くらいはちゃんと食えよ。食い終わったら流し台んとこにな」


 父さんは諦めたように肩をすくめて階段を下りていった。

 “高校生らしく”。俺と母さんが一番嫌いな言葉だ。


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 深夜の2時を過ぎた頃、自分を呼ぶ声に目が覚めた。母さんの声だった。

眠気もあって夢遊病のようなぼんやりした意識の中で、俺は母さんの声が聞こえる1階の和室に入る。電気は付けないように言われているので部屋は真っ暗なまま。自分の身体の輪郭さえ分からない。


 今の母さんは明かりをかなり嫌っていて、こうして深夜に俺を呼んでは、真っ暗な和室で会話を交わす。今日も同じだった。こんばんわ、一郎ちゃん、と母さんのいつもの第一声を聞くと安らぎを感じる。今日はいつもより若々しい張りのある声色だったが、でも母さんは母さんだ。今日起きた1日の出来事や最近している勉強などを俺は話し、母さんはそれにうんうんと頷く。頷く様子は見えないが、頷く様子は目で見なくても分かる。


 女子高との合コンの誘いの話をすると、無理に行かなくてもよい、あなたの将来を大事に思っているからねと囁く母さんの声は優しく耳に響いてくる。


 30分ほど経ち、母さんは今日もありがとうねと会話を締めくくる。

 俺はこちらこそと返事をして腰を浮かせると、母さんはいつもの”お願い”を口にした。


――一郎ちゃん、ここを開けてくれないかな?


 分かっているのだが、毎度のように俺は顔を伏せて逡巡する。

 その様子を察したのか、母さんは被せるように言葉を紡ぐ。


――いいのよ、無理しないで。一郎ちゃんのタイミングでいいからね。また来るわね。


 やがて母さんの声は消えた。俺は、すぐそこなのにと手を伸ばしかけたが、ぶらんと力なくその手を下げて、和室を出ていった。


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 汗ばむ身体に気持ち悪さを感じて起きた時間は朝の6時半。夏に差し掛かるこの時期の強い日差しだけが原因ではないだろう。深夜の呼び声に誘われた日の翌朝は、大量の水分を含んだスポンジのように身体が重い。


 通学の電車の時間にはまだ早いが、シャワーでも浴びてさっぱりしようと自室を出て浴室に向かった。リビングではちょうど父が出勤の準備をしているらしく、テレビで朝のニュースを見ながらネクタイを締めている。顔を合わせるのを避けるようにさっさと浴室に入って身体の汗を洗い流した。


 リビングに戻ると父はすでに家を出ていったようで、俺の朝ごはん用に総菜パンが1つテーブルに置かれていた。自室に戻って英語のリスニング用動画を流しながら総菜パンを食べて水で流し込む。


 リスニングは毎朝必ず行う。小学校の高学年、私立中学の受験時期からこれはずっと継続していて今でも怠った日は一度もない。面倒なことでも嫌なことでも、それを毎日行えば、それは習慣となる。習慣となったものがいずれ日常に変化し、生活の一部となる。やりたいかやりたくないかではなく、必要なことか不必要なことか。必要なことは習慣になるまで、たとえ泣いて嫌がっても続けさせ、それを日常化させる。それが将来へ繋がる揺るぎない地盤になると母さんは言い、当時は愚図ってばかりいた俺をよく教育してくれた。


 自分にとって必要なことを自ら考え、それを淡々とこなしていく。青春という贅肉を削いで、自らを矯正する。そのおかげで、耳を通り抜ける英語のイディオムが理解という段階を省いて脳に浸透していく。理解は後からすぐに追いついてくる。


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 4限の英語の時間、先生に指名された女子生徒が黒板で問題の答えをチョークで書いている。暑いせいか、丈をかなり短くしたその子の両足はかなり露出させており、隣席のクラスメートが両手の親指と人差し指を組んでカメラワークのポーズをしている。


 それからこっそりスマホを操作し、俺に向けてニヤリと気持ちの悪い笑みをよこした。


『川蝉さんの足エロくね?』


 メッセージアプリCODEで届いた文面を見て小さく毒づく。


…………猿が。


 画面越しに馬鹿がうつると思い、返事をせずにスマホをポケットにしまう。入る学校間違えたか。県立ではなく私立に行くべきだったかもしれないと入学して何度目かも分からない後悔の波に飲み込まれた。


 高校生になってから、彼氏彼女を作るというのが当たり前の風潮というのを感じることがある。中学生の時からいたことがあるという早熟な人間も知り合いに何人かいた。恋愛自体は人間性としての成長やコミュニケーション能力の向上に有益であることは間違いないし、それ自体を否定する気はない。ただ、それをステータスとして捉えて優位性を持とうとする考え方は程度が低いと言わざるをえない。俺の周囲の人間は特に後者の考え方を持つ者ばかり散見される。


 学生生活で唯一生徒会室にいる時だけは、そういった雑念や煩わしさから逃れられる貴重な時間だった。生徒会室は喧噪的な教室や廊下とは切り離された空間で、他の生徒会員達は、各々の業務を黙々とこなしている。内申点目当で入った生徒会だが、業務をこなすことは勉強の合間の息抜きになり、室内も落ち着いていて居心地が良い。


 書記担当の俺は、基本的に学校行事やイベント時に臨時に組織運営される専門委員会の会議資料や議事録、各委員会との連絡会の資料作成など事務作業がメインで、今は朝の挨拶運動のための各委員会のローテーション表を作成している。


 パソコンのキーボードを叩く打鍵音をBGMに啜るアイスコーヒーは格別の味がする。生徒会員は、給湯室内にある教職員用のコーヒーやお茶を自由に使えるという役得のおかげで、業務も捗るというものだ。無賃で業務をこなしているのだからこれくらいはあってもいいだろうと主張する者が生徒会員で約1名いるが、それは無粋というものだろう。そんな彼女は横でパソコンを前に、ウオェェエエエッという人外のうめき声を上げている。


 いつものことなので視線1つ動かさず作業を進めていると、マウスを動かす手を強制的に止められた。


「デザイン的センスはあるがツールを使いこなす知識がない我に力を与えてはくれぬか」


「これまで何回お前に力を与えてやったのか覚えていないか、鳥海」


「後生だ旦那……。イメージだけは頭の中で無限大に広がっている!」


 ニヘヘヘと女の子にしては下品な笑い声を上げて俺のマウスを操作する右手をガッチリ掴んで離さない。体系が幼く、右手を抑え込んでくる彼女の左手はか弱さすら感じる小ささだが、こちらがイエスというまで離さない強い意志を彼女の握力から感じる。そして指が徐々にめり込んでくる……。


 確か彼女は、最近起きた大地震の被災地募金活動に関するポスター作成の仕事だっただろうかと考えながら画面を覗き込む。真っ白な画面にタイトル文字だけでかでかと中心部に入力されているだけだった。


「頭の中ではこんな構図が出来上がっているぞ。これを見れ」


 彼女が取り出したノートにはポスターの下書きらしいものが描かれている。パソコンで入力済みのタイトル他、プリンの形をした被災地のご当地キャラ?がボロボロの衣服を着て頬がこけた様子でこちらに助けを求めるように手を伸ばしている。


「こんなキャラどうやってパソコンで描くんだ?学校のパソコンにイラストソフトなんて入ってないだろう」


「手書きで描いた絵を職員室のPCでスキャンして画像データにするよー。キャラ以外の枠線作りとか文字のスタイル変えたりとか色々欲しいのよう」


「ほとんど全部じゃないか」


 最初から最後までやってあげるほど優しくもないし甘やかす気もない。彼女のためにもならないと思い、文字スタイルの変更やテキストボックスの作成、セルの結合等基本的な操作方法は教えてやった。


 勉強の合間、気晴らし程度に学んだパソコンの知識がここで活かされるとは。鳥海は俺に礼を言った後、パソコンスキルを培うような授業こそ必修にすべきだとかブツブツぼやいていて、生徒会長達も苦笑しながらそれに同調していた。


 パソコンスキルのような社会で実践的に必要と思われる知識は学校でろくに授業で行わないのに、国語や数学、物理化学や歴史等、特定の専門的職業や学者等知識人にのみ求められるような知識を必修として全学生が学ばされるのはどういう理屈なんだろうか……なんて垂れ流され続ける鳥海の文句に対し馬鹿馬鹿しい思考だと内心吐き捨てる。


 しかし、俺がとうの昔に思考放棄したその理屈を俺自身未だに否定できなかった。どうでもいい。考えるだけ時間の無駄だ。世の中がそういう摂理で動いているのだからそれに従うというだけの話だ。


 思考しながらもキーボードを叩き続ける俺を鳥海がにやけた顔で覗き込む。


「感謝つかまつるぜい。御礼に美味しい情報を提供しちゃうぜい」


 先を促すように無言で視線だけ送ると、鳥海は楽しそうに喋り続ける。


「同学年の2組に夕闇鴉さんていう女の子がいるんだけど、その子霊感があるらしくて、近くに霊がいると感じ取れるなんていう不思議ちゃん。クラスの友達にしてあげてるタロット占いが評判良くて、それが割と当たるらしいんだって!お父さんがホラー作家さんで、そういう方面の知識は大変豊富とのことです」


 ひとしきり喋った後、自慢し終わった時のような得意げな表情になる彼女の鼻をつまみ上げた。眉間に皺を集中させ、スピリチュアルに不透明な情報の提供を無言の圧で糾弾する。


「美味い情報なんかいいから、美味いコーヒーとデザートでも奢ってくれ」


「それって……、遠回しにデートへのお誘いかしらん?」


 相手を子馬鹿にしたような鳥海の嫌らしいニヤケ面にイラッとした俺は、彼女のパソコンにそっと手を伸ばす。


「くぁwせdrftgyふじこlp !!!!!!!」


 生徒会室に1人の女子生徒の奇声が踊る。

 編集中のポスターが一瞬で真っ白に変わり、彼女の表情は一瞬で真っ青に変わっていった。

 占い、信心、心霊、スピリチュアルetc…………。

 そんなもの信じて何になるのかという悪態は喉から出てくることはなく、後味の悪さだけが口の中に残った。


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「今日は生徒会で仕事をしたんだ。生徒会活動は内申点が上がるからこれからも積極的に参加するつもり。一般入試に内申点は関係ないけど推薦を受ける場合は大いに関わってくるからね。勉強以外でも出来ることは積み重ねておくつもりだよ」


 深夜2時、真っ暗な和室の中央、正座をしながら母さんに向かって今日の出来事を話す。虚ろな意識の中でかきわけるように頭の中に埋もれた一日の記憶引っ張り出していく。


 母さんは、うん、うん。そうね。それがいいわね。と包み込むような優しさで相槌を打つ。今日の母さんの声は、いつもよりか細くしわがれた声色で、老人のようにも聞こえるが、それでも母さんは母さんだ。


 母さんが目の前にいる。

 襖の奥に。

 明かりをつけ、閉じた襖を開け放てば、母さんがそこにはいる。

 声だけでない、姿形を持った母さんが。


 部屋の引き戸近くにある照明のスイッチをチラッと見る。

 ダメだ、今の母さんは明かりを強く嫌うから。

 でも襖なら――――


――一郎さん、開けてくれないかい。


 襖を開けてほしいと母さんからいつもお願いをされる。

 明かりはダメだが、襖なら。開けてしまえば。

 

 何度もそう思うが、手を伸ばそうとしてやっぱりと躊躇し、無理はしないでいいからねと母さんに慰められて部屋を後にする。今日もそんな終わり方でいいかと母さんの言葉を待っていたが。


――お願い。一郎さん。早く開けてほしいの。ここは狭くて窮屈なの。だからお願い。


 ヒューヒューと空気が抜けるような枯れた声に急き立てられ冷汗が吹き出る。

 まるで老婆と話していると錯覚するくらいこれまでの母さんの声と乖離があった。


 そういえば…………、母さんの声ってどんな声だったっけ。


 気づくと俺は腰を浮かし、そっと和室の扉を開けて部屋を出た。

 部屋を出る直前まで俺を必死で呼び止める母さんの声に意識が引きずられながら。


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 朝食を食べても味がせず、目の前の景色は霞がかったようにぼやけていた。珍しくテーブルに向かい合う父さんが何度も呼びかけるように手を振っていることに気づいて意識のピントが戻っていく。


「お前、大丈夫か。和室で誰と電話しているのか知らんが、夜更かししすぎじゃないのか」


「…………、別に」


 昨夜の母さんを思い出し身体が一瞬こわばった。リビングの隣にある和室の扉をチラッと見る。光を極端に嫌う母さんは日中はずっと眠っているので呼びかけてくるようなことはない。

 

 ただ、もしかしたら……。

 日中にも母さんの声が聞こえてくるんじゃないかと不安がよぎり、テレビの音量を上げる。その動作に自分と話をしたくないと勘違いしたのか、父さんは不機嫌そうにため息をついて味噌汁を啜った。いや、話したくないのは事実だから勘違いではないか。


 でも、母さんは。襖の奥の母さんとは今後も話をしていたいと俺自身思っているだろうか。襖を閉じて、湧き上がる疑念に蓋をして会話をする母さんに恐怖を感じていないといえば嘘になるが、母さんは母さんだ。優しい母さんであることに変わりはない。それが大事なことで、それ以外の疑問など考える必要もないのだと自分に言い聞かせた。

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