第36話

P29

2015-9-25

この間、もう辞めた店員を目当てに、何名かご来店になり、雑貨がほぼ販売されて、そのひと達には、目当ての店員がいなかったら、店への関心が無くなったという感傷なのだろうか。目当てというより、既婚の店員は何か充実した様な雰囲気を与えるから、もしかして客の事が好きとかじゃないか等、勘違いを起こすのだろうか、どちらにしても、事件にならない様に、私も考えて、店内に子供のお誕生会の写真特集だったり、●●さんの子供のお誕生会の写真だったり、飾ってみていた。

 余り、店員目的では無い客層には、そういう工夫は自慢というイメージがあったりする物だから季節毎に飾ったり、飾らなかったり、雑貨喫茶店キラシルンの求人に、高校生以上と書くに至ったのは、そうした理由からであった。

 野良猫に壊された傘立てを廃棄すると知ったので、店の傘立てを寄付したりしたが、私は、忙しいのでなかなか、隣の教室の方がご来店されても、挨拶も出来ないのだが、この間、勤め始めの大学2回生の店員5名が、珈琲ケーキ等を差し入れたとの事だった。

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『月夜のバトンタッチ』 凪ナル(ナギナル) @monjuku

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