ゾゾっとするも、設定の見事さに敬服します。そして、天井を見上げることができなくなります。(首が痛いからやなしに)素晴らしい作品。覚悟して読みにいらしてください。
短編ながらも、伏線回収が見事です。あの日、どうして村は全滅したのか?どうして全員が殺されてしまったのか?みんなを襲った黒い影の正体とは何だったのか?あの日に死んだ彼らは、村に戻り事件の真相を確かめようとするが、結局は何の手掛かりも得られない。それでもただ1人、安奈だけは「何か」を知っていて――。あの日の黒い影の問いに、どう答えれば良かったのか。決して逃げらない、あの日の続きを皆さんも体験してみてください。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(324文字)
ひとつの村が全滅するなんて、なまじの事じゃないですよね。 でも、それが起こってしまった。 タイトルを見たとき、色々想像してしまいました。 戦いが起こって焼き討ちされたとか、とんでもない伝染病なのだろうか、とか。 さあ、村の全滅について語る四人の子供の話を聞いてみましょう。 不気味な話を……