ごく一般的な中学生は異世界で無双する。

しゃけ

プロローグ

突然だが今、天界にいる。

俺は高橋優斗。特に運動ができる、とか頭がいい、とかそういったことはない。

成績も平均ぐらいだし、友達もいないわけではない。顔は、、、いいと思いたい。

そんな俺がなぜ天界にいるのかって?

それは、塾帰り。水元翔という友達、いや親友と歩いていた。

俺はなんとなく俺達についてくる車がいたので、警戒していた。警戒していたとは言っても、何もしてこないだろうと気を抜いていた自分がいたのかもしれない。するとその車は一気に俺達にめがけて突っ込んできたんだ。もちろんそれで俺は死んだのだが、俺は翔が心配だ。

まあ、細かいことは後々説明していこう。

今いる天界には、誰がどう見ても女神だという人物がいた。神とは存在するのだろうか、、

こちらを見ているようだが、話しかけようとはしてこない。

、、、とりあえず話しかけてみよう

「あのー、すみませn...」

「こんにちは!!女神のアルセーヌです!」

おい、コミュ障の俺が勇気を出して話しかけたんだから遮らないでほしい。

「ど、どうも、、」

「ところであなたは選ばれました〜おめでとうございまーす!!」

転生?よくわからなかった。わかることは女神がハイテンションなだけ。

、、、、多分喜ばしいことなのだろう。

「転生っていっても、俺はどうなるんですか?」

「あなたがいた世界からすれば異世界と呼ばれるところですねぇ」

異世界、、、か、、、アニメ好きの俺からすれば心躍った。

「異世界というのはどんなところなんですか?」

「簡単に言えば魔法とか、モンスター、とかですかね」

魔法、、、モンスター、、、、、




最高じゃねーか。


と思っていたのもつかの間。俺は大事なことを忘れていた。

「友達は!どうなったんですか!」

そう、翔の存在だ。なぜだろうここにいると記憶をなくしてしまいそうだ。

「俺と同時に車にひかれた子なんですけど。」

俺は必死になって訊く。

「あの子はまだ生きてますよ。」

え...そんなはずない。こういうこと言うのもあまり良くない気がするが。俺が死んでいるのだ。隣にいたのに死んでいないことなんかあるとは思えなかった。

女神に問う。

「車にひかれたあと、アイツは、、翔は、、、生きてたんですか?」

「生きてますし、何ならあなたを殺そうと計画していましたよ。」

信じられない言葉を言われた。

(嘘だ。アイツが俺を殺す?ないない)

信じられなさそうにする俺に向けて女神は「これを見てください」と言った。

「あなたがお亡くなりになられた、直後の会話です。」

そこには、楽しそうに話す翔と、、誰だ、、、、、   

「いやー、ホントに助かりますよ〜、アイツウザかったんでいなくなればいいのにな〜とか思ってったんでちょうどよかったです。」何だこの会話

「君も見事な働きぶりだったよ。」誰だコイツ

「僕もヒヤヒヤしてたんですけど、アイツだけに当てる運転技術流石ですよ〜」何でだよ

「まぁ。俺だからな!!ガハハ」お前は誰だよ!!

この会話を聞いて絶望した。

俺は普通だ。特に優れている部分もないし、そんなにひどくもない。

そんな個性という個性がない俺でも、ずっと一緒にいてくれた、親友。

今では俺を殺した共犯。本来なら、恨んだり、憎んだりするべきだろう。しかし、俺にはできなかった。ーーーーー恨もうと思っても恨めなかった。

「何でこんなやつが親友なんだよ」

涙が出てくる。俺は頭の中が渋滞していた。

「そろそろ、転生の準備を進めていきたいんですけどー。」

女神も待ってくれていたようだ。

そうだ、俺は転生するのだ。もう忘れよう。そうしたら楽になるだろう。

「待たせてしまってすまない。転生、させてほしい」

複雑な気持ちの中、過去を振り返っていると、

「あの、なにかスキルとかほしいですか?」

さすが女神。サービス精神があって助かる。 ただ、この状況でスキルなど思いつかなかった。

「なんでもいいから頼む」ーーーーーそう言ってしまった。

「はーい。わっかりまっしたー!」テンションが戻る。

そうして俺は新たなせかいへ飛び立つのだった。




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はじめまして。初めて小説を書くのでなれないことも多いと思いますが、何卒よろしくお願いします。気に入っていただけたらまた見てくれると嬉しいです。

追記:今回は悲しい話になってしまったけど、これからは明るくしていくつもりです!

追記:この話は週一で投稿しようと思います。(守れなかったらごめんね)

   実は話をストックしていて、ストックに余裕がなければ遅れるかもしれません

   それはごめんなさい。


追記ばかりでごめんなさい。

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