第352話

「まあ、あんまり無防備にならないよう気をつけろってことだな。」



「あ、あの……近い、ですよ?」



彼が顎を掴んでいるので、顔を逸らせない。



どうして自分の結婚式の日に、危険を感じないといけないんだ!!



目をキョロキョロとさせて、玲衣さんを極力見ないようにしていると玲衣さんはふっと笑う。



それと同時に、玲衣さんは口を開く。







「結婚って言葉が安全じゃないってこと。………覚悟、しとけ。」



と言って、私の顎をやっと離してくれたのだった。



……い、命の危険を感じるよ。



この人、危険。



自分の脳に記録されているメモリー欄に、玲衣さんは危険だとさらに上書きされた。

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危険区域にはご注意を!? ⑩【完全完結・おまけ更新中】 ミカン飴 @mikaname1021

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