第48話

数学室につき、荷物を運んでくれた橋本君。



「ありがとう、助かった!」


「いえ、いいですよ」



本当に見かけによらず、ほんとに優男。



「あ、ねぇ、ちょっと待って!」


「え?」



手伝いをしてくれた橋本君を、聞きたいことがあって呼び止め。



「ちょっと聞きたいことあるんだけど」


「何ですか?」


「矢島君って、橋本君から見てどんな子?」


「昴⋯?あいつまた何かしたんですか?」



矢島君の事を、昴という橋本君。

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