第49話

いきなり友達の事を聞かれ、驚く橋本君の顔は当たり前で。



「いや、何かっていうか、矢島君って問題児というか⋯」


「え?」


「うーん、問題児の生徒は沢山いるんだけど、矢島君は少し違うっていうか⋯」


「⋯」


「橋本君、矢島君と仲良いでしょ?」


「まあ、そうすっね⋯」


「女の子と遊ぶのはいいと思うけど、遊び方の問題がね⋯。矢島君、本当に女の子と遊びたいのかなって思って」


「⋯」


「だって、橋本君と遊んでる方が、どう見ても楽しそうじゃない?」


「⋯」

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