第7話

「もぉやだ、昴(すばる)」



確かに窓はあいていた。


キャピキャピと楽しそうに声を出す女子生徒は、迫ってきている男子生徒に軽く抱きついていて。


はだけてる胸元。

スカートの中に忍び寄っている男子生徒の手。おかげで私からは、女子生徒の上下の下着が丸見えだ。




「な、何してるのっ⋯!」



私は咄嗟に声をあげていた。

イチャイチャしていた2人は私の方を向き、「あ、やばー」と、声を出したのは女子生徒の方で。



男子生徒は女子生徒を離すと、耳元でコソコソと何かを話し、それに頷いた女子生徒は、あいている窓から姿を消し⋯



え、そこから入ってきたの!?


窓をあけたのは、あなた達だったの!?



と思った時には、女子生徒は走ってどこかへ行ってしまっていて。

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