第6話

絶対重いから、運ばなかったんだ⋯。ってイライラしながら、やけに遠い1階の資料室へ向かった。


1度ダンボールを下に置き、鍵を開け扉を開く。そしてもう一度ダンボールをかかえた。



散らかった資料室。書類が散らばった机の上にダンボールを置いたその時、ふと、風が体に当たるのが分かった。


どこからか風が来てる?

窓あいてる?


それはいつも開けっ放しになっている、1つのドアを奥の部屋からで。



まさか前の人、戸締りしてなかったの?と、私の仕事を増やさないでとイライラしながら足を向けた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る