55話
すると「俺も失礼致します」
そう言い、霧島は私の後を追いに来た。
「霧島?貴方もこっちなの?」
私は、霧島に聞いた。「いいえ、逆方向性ですよ。
でも、この時間の女性の一人歩きは危険なので、家まで送りますよ、先輩」
霧島はそう言った。「良いのに・・・」
私は霧島にそう言った。
「いえ、俺がしたいだけなので・・・。先輩、先輩の連絡先聞いても良いですか?今後の為に」
霧島がそう聞いた。「そうね。相棒にもなったんだし、呼び出しする事も有るから良いわ」
私は、自分のスマートフォンを取り出した。霧島も出した。お互いの連絡先を教え合った。
私と霧島は他愛の無い話をして、私のマンションの前まで付いた。
「ここまで送って行ってくれてありがとう。ここで充分よ。もう平気」
私はそう答えた。
「分かりました。それでは、俺は失礼致します。おやすみなさい、先輩」
霧島はそう言った。「ええ、おやすみなさい、霧島」
私は霧島と別れ、マンションの自分の部屋へと帰った。
Criminal Malice【完結】 roiyaru @roiyaru93
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