あとがき
第81話
あとがき
ここまでお読みくださりありがとうございます。作者の副島桜姫です。
この作品については、表紙にて解説いたしましたので、裏設定や過去の公開時にいただいたコメントなどを紹介いたします。
裏設定として、これも「フェーン・ルード・オム・ファイクリッド」同様、「Vildesia’s Memento ~戦と死の神の忘れ形見(旧)」と関係のある話となります。
とはいっても、神様の名前がちょくちょく出てくる程度で、この話のみでも(この名前何?という疑問を無視してくださるなら)成立します。
イリアは神であるものの、実は世界の階層としてはかなり低い位置にあり、神としても末席です。
なお、最後のシーンで、魔眼を引き継いだレクタ族は身体が弱いからもういい、的な発言がありますが、あれは存在を否定するのではなく、兵役につかなくていい的な発言です。
イリアのもとでは戦力が不足しており、魔眼持ちはかなり重要な兵役につくのですが、重病人につき前線に出なくていいという意味です。
ご不快な思いをされたかたがた、申し訳ございません。
ドルティオークが何と契約していたかは、実は、この話の後に娘のリサを主役にした話があって、そこで解決していたのですが、パソコンのクラッシュによってデータ紛失しました。
ゆえに、永遠に謎となります。
この話をGAIAさまで公開した際、一日一章ずつというペースで行っていたのですが、冒頭の虐殺シーンで猟銃がどんなものか分からず、連射させてしまい、コメントで猟銃は連射できないと教えられて直しました。
あと、第一章のみ公開していた時点で、ティーンの正体は「お兄ちゃん」では?と書かれたかたがいらして、第二章カイアスズリアを公開したら、「あ~、……そっちか……」といただき、予測もしなかったミスリードになって嬉しかったですが、ティーンに「彼」という代名詞を用いたのは卑怯だったと思います。反省。
また、まさか子どもまで生まれるとは思わなかったというご意見もいただきました。
リサ主役の話が消えてしまったので、ちょっと後のことに触れますと、村に入ったドルティオークは、ティーンの家族、村人全員からめっちゃ嫌われます。当然ですね。
フレイマ家の中に一部屋与えられ、ティーンやリサと外出する時以外は引きこもっています。これは、争いを避けるためにティーンがドルティオークに課したことです。
あと、「よく反省しましたね。みなさんよく一緒にご飯食べられますね。」という感想もいただいたのですが、これは誤解です。
ドルティオークは反省などしておりません。
ティーンがおとなしくしろ、殺すなと言うからおとなしくしているだけで、何かの間違いでティーンが「やっておしまい!」と解禁すれば、遊園地に来た子どものように殺しまくります。
また、ドルティオークは本来食事を必要としないので、食卓に現れません。
ティーンが作った時のみ食べたがりますが、ドルティオークが現れると家族が居間から消えるので、ティーンがドルティオークの部屋までもっていっています。
時々、ティーンとリサがドルティオークの部屋で一緒に食べてあげています。
ちなみに、村で成長するのは生きているリサのみで、リサは父親がやったことを知りません。(成長してからガーネットがうっかり口を滑らせるのですが……)
まあ、魂だけになったティーンが死ぬことはないですし、実はイリアのほうが遥かに強いので、大丈夫かと。
では、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
また別の作品で出会えることを祈って。
2024/04/09 副島桜姫(そえじまおうき)
金色の魔眼 副島桜姫 @OukiSoejima
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