第2話

飲み会の間、碧の周りは避けて過ごした



―————―あれから、何となく誰かと付き合ったけど

ずっと心の奥に碧がいる

何をしても忘れられない、あの日。




宴も終わりに近づいた頃、ふと一人の所を見つけられてしまった。




「この後、空いてる?」



碧の声に鼓動が早くなる。




「...........空いてる。」


「......良かった、抜けない?」





彼は、あの香りを纏っていた

動揺が抑えきれない。




外に出ると、みんなは二次会へと足を運び、

そのタイミングで、二人は反対方向へと歩き出した。

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