奏の想い

第3話

部屋に着くと、


クローゼットの奥から

少し大きめのダンボールを引っ張り出した!


嗚呼。

…懐かしくて、愛おしい奏の欠片かけら達。


少しずつ、中身を取り出し木箱を探した。


…………あ!…あった!!


軽く振って、中の音を聞いた

コト、コト。


やっぱ、何か入ってる!


カギは…数字のダイヤル式になっていた。

……ん~、何番だろう?


試しに、奏の誕生日の数字を回した…


「…アレ?開かないな……」


他に……奏に関する数字が、思い付かない


……どうしよう?

箱を壊すわけにはいかないし。。



あ。

試しに、俺の誕生日の数字を回してみた…



カチッ。


ハッ!!……カギが開いた!?

ドキドキしながら蓋を開けると…


中には、白い小さな箱が入っていた。


「……?何だろう。」

そっと、箱を開けると………!!


そこには、

キラキラと輝くプラチナの指輪が入っていた

そして…小さなメッセージカードには


「marry me」(結婚してください)


プロポーズの言葉が、書かれていた!


「……奏。ありがとう…うっ、うぅ~」

涙が止まらなかった。


5年越しの、奏からのプロポーズ

「奏!もちろん、答えは…Yesだよ!!」



愛してる。

愛してる。

愛してる。


奏だけを、愛して生きてゆくよ!

この命果てるまで。。







――――――――――END――――――――――

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海からの贈り物―BL―【完】 白愛 @hakua18

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