今度はポケットにドライフードとマタタビを隠し持って……

 日常生活の中で、ふとした瞬間を切り取ったお話です。

 作者さんは雨の日に、顔見知りの猫と顔を合わせます。人嫌いな猫なら、すぐさま逃げてしまいますが、この猫は違うようです。
 それからちょっと不思議な、それでいて少し短いような時間を一人と一匹は過ごします。何だか秋の長雨も良い物だと感じました。

 でもねぇ。

 私ならガッツリ餌付けして、撫でまくっちゃいそうです。

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秋涼し猫の君と雨宿り