25:イミ・イミテーションフレンズ 感想

お話

https://kakuyomu.jp/works/16818093084627661729/episodes/16818093084997893094


 20年近く前の話ですが、『Imitation Lover』というゲームがありましたよね。知った当時は筆者も対象年齢を遵守する真面目な少年だったので買えませんでしたが、今となっては自宅に対応する環境がない故にプレイが難しいという……。

 エロゲーというものに焦がれていた時期が、エロゲーを買うたびお財布に大ダメージを負う(お小遣いとお年玉以外の収入がない)時期と重なっていたのが痛かったですね……という自分語りを挟みつつ。


 元・ドジっ子の偽しっかりさんと、元・しっかりさんの偽ドジっ子という、文字にしようとすると何だかこんがらがりそうな取り合わせですが、たぶんお互いがお互いの思考や苦労を理解し合える、いい関係性を築いていけそうですね。

 最後の「ドジっ娘は、敵じゃない。」という締め括りが何だかよいですよね。敵対心や争いというのは、理解不足から生まれてしまうものなのかも知れません。不倶戴天の──などと思っていた相手にも自分と同じ苦悩や悲しみがあるものだと知れたら、このお話の橙子ちゃんと天音ちゃんのようになれるのではないでしょうか。


 現代人の忘れてしまった心を思い出させてもらったような心地になりながら、『イミ・イミテーションフレンズ』の感想とさせていただきます。

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