夜行バス 4

ザーーーと規則正しい走行音。

帰りは窓側の席、6時20分、カーテンから光の筋が漏れていた。

光の先に変わり映えのにしない日常がみえ、ふっと息を吐き目尻がわずかに濡れる。

座席に深く体を預け、連れていってくれ、と叶わない3時40分を強く思った。

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4行のおはなし さっこ @sacco_k

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