2.他サイトの自主企画:私も自主企画の条件破りをしたことがあった!
前回の記事「初の自主企画『そのドロドロ、過剰です⁉︎』を終えて分かったこと」では、自主企画の管理の難しさや、システム上の使いづらさを愚痴ってしまいました。それなのに皆様に温かなコメントをいただき、ありがとうございます!
コメントをいただいて思い出したのですが、実は自分でも自主企画の条件破りをしたことがあったのです! 偉そうなことを書いておいて自分でもこんなことをした経験があったなんて土下座ものですよね。本当にすみません。
この自主企画の条件破りは、実はカクヨムではなく、小説家になろうでのことです。カテゴリーエラーではなく、文字数制限のような他の条件を見逃していました。
そこで反省文だけでなく、他サイト――主に小説家になろう(とそのグループサイト)――の自主企画について少し書いてみようと思います。
私は以前、小説家になろうとムーンライトノベルズの新着(更新含む)を1日に何度もチェックしていたのですが、そこで「○○様主催の『△△』参加作品です」というような文言が「あらすじ」にある作品をたまに見かけていました。それでどこにカクヨムのような自主企画のページがあるのか探しましたが、見つかりませんでした。
結論を言うと、小説家になろう(とそのグループサイト)では、自主企画を立てる環境がカクヨムのように運営側にお膳立てされていません。前回の記事でカクヨムの自主企画の使い勝手の悪さを愚痴りましたが、そういうことを考えれば、カクヨムユーザーは実は恵まれていますね。
小説家になろう系サイトは、システム上で各ユーザーが自主企画を主催できるようにしていませんが、出されたお題に沿って作品を投稿する公式企画を定期的に主催しています。でもエブリスタのように公式企画で作品が表彰されることも、ちょっとしたご褒美がもらえることもありません。なので、現金な私は小説家になろうで公式企画に参加する気がちーっとも起きなくて、なろう系サイトで作品を投稿し始めてから2年以上経ってますが、1度も公式企画に参加したことはありません。でも皆さん、結構参加しているんです! 私みたいに業突く張りじゃなくて、皆さんには純粋な創作意欲があって素晴らしいです。
ちなみにエブリスタの「公式企画」は、そう呼ばれておらず、実はコンテスト形式になっています。毎回テーマを決めて募集するので、私が勝手に公式企画みたいなものと断定しただけです。正式には『三行から参加できる超妄想コンテスト』や『未完結でも参加できる 執筆応援キャンペーン』と呼ばれており、大賞、準大賞、入賞に選ばれた作品には、賞金(大賞には3万、ポメラがもらえることもあり)と選評あるいはアドバイスが授与されます。佳作以下の作品(前者にはトンデモ賞なんてのもあり!)には賞金はありませんが、選評/アドバイスがもらえます。私はこれをショボいと思ってしまって(コラ!)1度も応募したことがありませんでした(反省)。でも小説家になろうと比較したら(別になろうアンチではありません)、賞金もくれて選評もくれるのに、ショボいなんて思ってしまってエブリスタ運営に申し訳なくなりました。それにたとえ賞金が出なくても選評やアドバイスはとても貴重だと思います。
だけど、私が企画全般に参加したことがないのは、現金な理由が一番の理由ではありません(本当?)。決められたテーマに沿って書くのが苦手なので、それよりは自分の好きな作品を書きたいのです。
話が大分脱線しました。それでは小説家になろう系サイトでは、どのようにユーザーは自主企画を主催しているのでしょうか。
知れば簡単なことですが、自主企画に参加してもらう作品に企画用のタグをつけてもらいます。例えば、どヘンタイの出てくる作品を募集したければ、「どヘンタイ」のタグを設定します。ただ、「どヘンタイ」のようにあまりにありふれた言葉だと(嘘です、ムーンライトノベルズで1件もヒットしません)、参加作品以外の作品が偶然同じタグをつけることもあるので、例えば「どヘンタイ2024」や「どヘンタイ企画」のように年号とか企画などタグの言葉につけるほうがいいでしょう。
でも自主企画を広く知らせなければ誰も参加してくれません。そのため、タグや条件、期間なども合わせて活動報告(カクヨムで言うところの活動ノート)で自主企画を告知するのです。
ですが活動報告で告知しても、そもそも活動報告を見てもらえなければ、企画参加作品は集まりません。私の場合、なろう系サイトの活動報告は独り言状態に近く、コメントもほとんど皆無なので、その可能性が高いです。でもなろう系サイトでもカクヨムのように他のユーザーをフォローすると――なろう系サイトでは「お気に入りユーザ」(R18サイトでは「お気に入りXユーザ」)を登録――フォローしているユーザーの活動報告や作品の投稿が自分の「ユーザホーム」/「Xユーザホーム」に通知されるので、自主企画に気付いてもらえるのです。なろう系サイトで横の繋がりがある方々は、そのようにしてお互いに企画などを通して交流しているようです。
私はなんとなく、その輪の中に入っていけないような気がしてなろう系サイトの自主企画に参加していません。もちろん、決められたテーマに沿って書くのが苦手というのが1番の理由ではあります。
それにそもそも2年以上のなろう生活で「お気に入りユーザ」/「お気に入りXユーザ」を1人も登録していませんでした(!)。過去形なのは、カクヨムやエブリスタでも交流させていただいている作者様を「お気に入りXユーザ」として登録させていただいたからです。これを機になろう系サイトでも交流を活発にできればいいですが、現状ではカクヨムとエブリスタで手一杯なので、なろう系サイトでは多分、今後も小規模の交流に収まらざるを得ないと思います。
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