第3話 原理順行機構・原理遡行機構(概要)

 前話までに文節区切りを変えることにより、語順を同じままにして、英語→日本語、日本語→英語に適用させることに成功しました。

すなわち、皆様が認識している文節区切りは下記の二点となります。


国語文節区切り

I speak Japanese

私は

speak

英語を

Japanese

話す


零式文節区切り

I speak Japanese

speak

は英語

Japanese

を話す


 ひらがな文節の位置を変えただけですが、これには大きな違いがあります。

 これを紐解くには前提知識が必要であるため、まずはそちらの方を説明します。


 また、表が使えずかなり表現が制限されてしまっているので、縦書きを使用します。


原理順行機構

↓原理順行

 存在解決

 宿命解決

 対象解決

 伝達事項解決


理由は後述しますが、英語の一文は必ずこの順番になります。

※実際は全言語共通です。

 「存在・対象・宿命・伝達」の各項目に何が入るかというと、文階層であれば英文法の五文型がそのままの順番でそれぞれに入ると思ってもらって結構です。


原理遡行機構

↓伝達事項解決

 対象解決

 宿命解決

 存在解決


 日本語は「一文」の「全体」が「一度」で視界に入ればこの並びになります。

 ただし、話者・聞き手・読み手の共有する「音の連なり」は、「原理順行機構」です。

 わかりやすくいうと、後で振り返りを行ったり、文章編集などをする時は、「原理遡行機構になっているように思えたり見えたりする」、ということです。

 ですが、実際はそうではないという意味でもあります。

 

 では、この原理順行・原理遡行を詳しく説明していきますが、明日ここの続きで記載するか新話にするかを決めますので、少々お待ちください。








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