人選転生〜3万回もの転生をするお話〜

AJI

プロローグ0回目


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小学生の時に色々なことに興味を持ち始めた。

周りの子がみんな嫌いだった勉強や逆にみんな好きだった運動など、絵描きや本を読んだりと、とにかく興味を持ったことを全てやった。

それを中学、高校、大学とアホみたいにやっていった。

全部本気でやっていたけど一意専心している人よりかは、伸びず中級者程度で伸び悩んだ。

それだけやっていたおかげで幅広く友達ができた。オタクっぽい子からガチクソ陽キャまでたくさんの人と友達になることができた。僕はどんな子とも友達になれるのは漫画の世界や創作の世界だけと感じていたため、僕ってすごくねぇ?と少しうぬぼれていた時期もあった。

こんな感じで過ごした学生生活だったが中堅ぐらいの会社に就職することができた。

社会人になってからは、今までやってきたやりたいことを会社と両立させるのは、とても難しかったけど、社会人3年目になってからは、両立できるようになり、今までの経験のおかげで、出世コースに余裕で入ることができた。

とても充実した日々だった。

2025年7月6日(日)

コンビニで買い物をして、10年以上通っている神社に行った。ここでいつものようにお賽銭をして神社の裏にあるベンチに向かった。

ここは、昔、小説をネットで読んでいると今では誰もが知っている転生ものに出会った。その瞬間、僕は思った。

転生すれば今まで興味を持った全てのことを完璧にできると。

その日から毎日近くの神社に行きお賽銭をして神頼みをするようになった。このベンチの場所は毎日のように通っている僕に、神社の人が親切心で教えてくださった。絶景ポイントで仕事帰りに必ず寄っている。ここでコンビニで買ったビールなどを飲んで楽しむのが日曜日の日課となっている。

22:00

神社から家は余り遠くなく、神社から5分程度で着く。そして、その時はさそっそうと訪れた。

信号のない横断歩道をしっかりと回りを確認して渡った。










目を覚ますとそこは病院のようだった。何があったかはっきりと覚えてない。周りを見渡すと何かに囲まれてる。その瞬間僕はわかった。神様が願いを叶えてくれたと。職業は大体2万5000以上あると知っていたので、僕は神様に頼んだんだ。3万回転生させてくれと。その願いが叶った。いや、心願成就した。


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「心願成就」

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