第2話 話題の豊富さ

 彼はアニメでも、今期アニメから昭和のアニメまで知ってる人だった。知らなければ、すぐに調べて観て考察するような人だった。ジャンルも問わず、ロボットものから、ラノベまで幅広く何でも話せる凄い人だと思った。

 映画もドラマもかなり観ているようだった。どんな人生を送ってきたのだろうかと楓はJ.wさんに興味津々であった事は間違いなかった。

 J.wさんはニュースもよく見ていて、政治・経済によく興味をもっていた。宗教にも詳しく、入信とかしているわけではないものの仕組みや、成り立ちとか、興味深い話をよくしていた。

 音楽関連も、幅広く知っていて歌謡曲、J-PoP、ボカロ、アニソン何でも知っていた。流行というよりは、感性が豊かだった。アカペラでも良く歌っていた。

 そして、タロット。楓は趣味に占いがある。寝ても覚めても占いが好きだ。スピチュアルな事や、目に見えない、科学で証明されない物事に神秘を感じていた。

 J.wさんは、タロットをリーディングする事が出来た。大アルカナも小アルカナも全て独自の方法で読み取る事が出来た。タロットの絵を描いていた事もあったらしい。


 そしてそんなJ.wさんと、2人でタロットでSNSを通じて占いを楓は始めるようになっていた。楓がカードを引き、J.wさんがそれをリーディングする。それがまた当たると評判になっていった。無料でタロット占いを始めたのもあってか、顧客がある程度ついていた。それは楽しいひとときだった。


 J.wさんは、絵も写真並に上手い。昔やはりネット上で、無料でリスナーさんに描いてあげたといっていた。そんなJ.wさんの才能は楓は、計り知れないと思っていた。


 才能もあるし、知識も豊富だし、センスもあるし無いものがないくらい凄い人だと思って憧れていた。


 そして、困っていれば心配して連絡もくれる、優しい人だとも思った。こんな人が世の中にいるんだって思うほど、憧れと、尊敬をJ.wさんにしていたと思う。

 

 J.wさんの本業は、小説家だ。WEBで小説を書いていた。官能小説が実は本業だった。かなり人気で、その界隈では有名な人だと思う。楓と出会った事で、そちらは一時的に休職。別のジャンルに挑戦し始めていた。

 

 ほんとに多才な人だったと思う。






 

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