あとがき

 この作品は私が実体験をもとに描いた話です。


 私の祖父母は田舎に住んでいました。私は主に春夏冬の学校の長期休みに数日間滞在していました。作品中にもありますが、私は田舎のスーパーへ行き、お菓子を買うことが楽しみでした。予算は千円で好きな物をよく選びました。もちろん地元仙台にもスーパーはありますが、やはりこちらで買うお菓子は格別でした。


 現在は遊びには行きませんが、母親と掃除をしに年二回ほど訪れます。昔祖父が大きくなったら一人で来いと言っておりましたが、いまだに一人で訪れたことはありません。しかし現在は電車には乗らずに車で日帰りで訪れ、運転は私が行います。果たして、大人になるとはこういうことでしょうか?


 またこの作品には書きませんでしたが、おそらく町内会の行事ですが、バーベキュー大会を行ったこともありました。その町に住んでいないのに焼き鳥や焼きとうもろこしを食べ、すいか割りを体験させていただきました。


 時には地元のおもちゃ屋や洋菓子屋にも足を運び、お土産を買ってもらったこともありました。


 一方冬は祖父が駅伝を見ており、それをお雑煮を食べながら見るのが恒例でした。また白鳥に食パンの耳をあげたこともありました。ただしこれは注意書きもあり、鳥インフルエンザの危険性などから餌やりは行ってはいけないそうです。しかし私は遠慮なく餌やりを行いました(笑)。さらに草餅を祖母と作り、よもぎを触り私の手がカエルの手のように緑に染まってしまったことを覚えています。


 最後に、皆さんも夏の思い出はありますか?やはり大人になって振り返ると、どれも貴重な体験だと感じました。最近とある方の記事で「テストで百点を取るよりも山に登る方が将来のためになる」というものを目にしました。これは少し共感しました。自然に触れることは子どもの発育にとって重要だと耳にしたことがあります。やはり「刺激」というものでしょう。自然に行かなくとも夏休みに受ける体験はどれも「刺激」になると思います。大人になった今、私たちに必要なのは少年時代に体験した「刺激」なのかもしれませんね。

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ある夏の思い出 にゃーQ @inkyasennin

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