本能＋経験＝。

本能＋経験＝

「AI」に「本能」を与える。

　そして、生き物と同じ生き方をさせたらどうなるか

　それは、「生き物」となる

　と、仮説を立てた

　だって、そうだろう。

AI、人工知能なのだから、我々生物と同じように学ぶことができる。しかし、それらはどこか欠如しているように感じる。

だったら、元となる知識である「本能」を授けたらいい感じになるのでは？

「ただ、本能かぁ。どうしようかな。快を(+)、不快を(-)で分けて、その程度を場合によって決めていけばいいか。

　先ずは、血は不快に。痛いのを不快に。情報を得るのを快。食べるのを快。お腹がへるのを不快。変化するのを快。変わらないのを不快。熱すぎ寒すぎを不快。適温を快。…………………………。

　よし、これでどうだ！さあ、シミュレーションだ。

　ちょっと休憩。

　あれぇ？

成長のし始めは早かったけど、ある程度で止まっちゃったな。途中で戦争も起こしてるし。

　う〜ん。始めはもうちょっと本能を強めて、時間が立つごとに本能を減らしてみるか。

　おっ！

さっきよりいい感じ。ただ、数が増え過ぎだなぁ。人口が集中してるところは少ないのに、人口密度が高すぎるな」

「だいぶ煮詰まってんな。俺みたいに突然変異プログラムをブッパしてやればいいじゃねえか。ッパない程の変化まみれで、楽しいぞ」

「いやそれだと安定しないじゃん」

「それがイイんじゃん」

「まったく。神も大変だな。」

「だな。その神も、誰かに作られたのかねぇ」

「かもな、ハハハハハ」